アメツチのアイダに

晴天から一転
雷雨が風と共にやってきた

あの雨ヲウケタヒ!とおもった

頭のなかに水甕がながれはじめた
ミジガミヤミジン...

静かに裸足で大地の上に立つと
手のひらが自然と天をうけ
そして胸の前であわさった

うけたときに 小豆ほどの塊がとびこんできて外側がはじけとんだ
体にも振ってきた
手の上の霰は冷たく少しずつとけていった

頭のてっぺんから髪から
あっというまにアメに包まれる

雷鳴を體で感じ
雷光に恐怖した

大地や植物はいつもこのなかに在ると識った

忘れていた感覚!!

これは歩く旅で蘇った観ずる力

畑しごとや草をひくために外にでると思い込んでいた自分に気づく

なんにもなく
ただ風や雨や星の只中に居ていいんだ...
と浮かんだことに驚く

いつもどこにいてもその感覚とともにありたいものだ

森羅万象よ
教えてくれて ありがとう

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