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1ヶ月書くチャレンジ・DAY16

16、あなたの1番大切な人

母親だろうなぁ。
あと兄。旦那。

でも、1番と言われると母親だろうなぁ。

母は、障害を持つ兄を育て、しかも兄と私を比較することなく同等に育ててくれた。
悲しいことや、苦しいこともあったと思うんだけど、本当にすごい人だと思う。

以前、母親が話してくれたのは
私が生まれる前の話。

母はおそらく20〜23歳頃と思われる。
ちょこまかと動き回り、言葉もわからないのでどこまでも走っていってしまう兄。
そんな兄を連れて、タクシーに乗った時のこと。

車内で「あー」「うー」と声を出す兄。

そんな様子を見た、タクシーの運転手さんが
「お兄ちゃん、それじゃ、おさるさんみたいだね」と言った。


母は悔しくなったけど、何も言えず
涙を浮かべながら帰宅した。

家について、ポロポロと泣いていたら
幼い兄は母を見て


そっとティッシュを手に取って
母の涙を拭いたそう。



私が生まれてからもきっと大変だったと思う。
兄が動き回って、間違えて踏まないように
赤ん坊の私を茶の間のローテーブル下に入れて家事をした。とか。

あ、でも面白かったのは
兄が私の顔を覗き込み、よだれをだらだらと私の顔にかかってしまっても
私はニッコニコしていたとか。笑


母は友人の結婚式があっても、兄のそばを離れるわけにいかず、
参加を断念したとか。

他にも色々とあったと思う。

ごく一部だけども、
私は母を見ていて、本当にすごいなと思う。

兄と私を比べることなく、同等に。
喧嘩をしたら、両方叱り。

兄がダッシュしたら、「いけ!」と私を出動させる。笑
私は使命感満載で追いかけた!


そんな母をいつまでも尊敬している。

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