忘れてはいけない日～選手宣誓に込めた想い～

こんにちは。Ioriです。

本日２０２１年３月１１日は東日本大震災から１０年という節目の日です。節目というのが正しいかは分かりませんし、何かが大きく変化するわけでもありませんが決して忘れられない日であり、忘れてはいけない日であることは間違いありません。

私は神奈川に住んでいるのですが、あの日はおたふくかぜで学校を休んでおり母親が薬などを買いに行っていたので家で一人という状況でした。

震度５弱、それでも家の中は大きく揺れ、映画の世界なのではないかと錯覚するほどの恐怖でした。

東北の方々が、どれほどの怖い思いをされたか。想像しただけで胸が締め付けられます。

私は小学生のころから野球をやっており、主将を務めていたため選手宣誓をする機会がありました。

普段なら親ともに考えるのですが震災後の初の選手宣誓では親に

「自分の言葉で自分の思いを伝えたい」

そう告げて、誰の手も借りずに自身の言葉を紡いでいきました。

今でもあの時の選手宣誓の言葉は覚えています。

宣誓。

僕たち選手一同は

日ごろの練習の成果を十分に発揮し

スポーツマンシップにのっとり正々堂々とフェアプレーで戦うことを誓います。

僕は野球が大好きです。

僕と同じように野球が大好きな野球少年が東北の被災地に沢山います。

彼らと野球ができるその日まで元気よく全力で頑張ります。

僕は野球の力を信じています。

頑張ろう野球少年。

頑張ろう日本。

小学生ながらに自分の思いを必死に言葉に乗せました。

この言葉が届くことはないかもしれません。

それでも思いは届くと信じ必死に言葉を選びました。

多くの野球少年の夢が途絶えました。

多くの尊い命が奪われました。

私たちに今できることは何でしょうか。

生きていることを当たり前だと思わず、１分１秒でさえも大切に生きることだと思います。

自然災害の恐怖。それでも立ち向かった日本人の結束力。

今こそ思い出すべきではないでしょうか。

自分の私欲が周りを傷つけるかもしれません。

傷つけた相手が明日には会えないかもしれません。

そんな後悔をしないように過ごすべきだと私は思います。

皆様ならできます。私たちなら絶対できます。

３・１１

この日を絶対に忘れてはいけないと思い投稿させていただきました。

本当に辛い思いをされて思い出したくない方もいるかもしれません。

大変申し訳ございません。

私は自分への戒めの意味も込めて書かせていただきました。

そして何よりも被災された皆様が少しでも早く復興に向かいますように、お金も力もない私から文章という形で力になりたいと思いました。

いち早くの復興を心よりお祈り申し上げます。