第2の母

機能不全家族で育った私は

「母の愛」というのが良く分からない。


が、精神科入院中に擬似家族が出来た。

受け持ちの看護師だ。


Y看護師だ。一発目は監視カメラの同意書で戦争したが、

今ではすごく親しくしている。

そして、第二のパパも居る。K看護師だ。

パパの話は後にするであろう。

疑似家族は強気のママといつも優しいパパだ。


私のライフイベントを実の母のように喜んでくれる。

私が問題を起こせば、当然「お叱り」が飛んでくる。

特に自傷行為は厳しいお叱りが飛んでくる。

実母でも気が付かない自傷行為が即バレる。

すぐに見破られるのだ。恐ろしい。

タバコ吸っとったら、禁煙するように叱られた。

理由は私が喘息ユーザーでCOPDになるリスクを心配してだ。


私の実母以上に信頼できる「母」だ。


照れくさくて、普段は1回目の入院から成人するまでは、

愛称を込めて「ガミガミおばさん」と呼んでいた。

表面的には、「おばさんはやめて」と言っていたが、その気持ちに気づいていたみたいでいつも笑っていた。


照れくさいが、年に何回か「ママ」と呼ぶ。

普段は「ガミガミ」って呼んでいる。

顔を合わせば、必ず時間を作って話を聞いてくれたり、アドバイスをくれる。

そして、応援メッセージをくれる。それがかなり心強いのである。


高校受験合格、入学、高卒認定試験合格、そして大学入学…

ひとり暮らし、就職。


全てにおいて心から喜んでくれた。

そして、その姿が実母より嬉しく思う私が居る。


実母はもちろんのこと、

第二の母、ガミガミママにもいつも感謝している。


いつもありがとう。

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