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雨ニモマケズ

「銀河鉄道の父」という日本映画が4月に公開されるニュースを聞いた。
宮沢賢治の父・政次郎の視点から描かれた宮沢家の物語らしい。
ケンジトシの兄妹を菅田将暉(ケンジ役)と森七菜(トシ役)が演じる。
楽しみな映画だ。

宮沢賢治といえば私にとっては「雨ニモ負ケズ」だ。
小学生の頃、懸命に暗記した。
今でも覚えているかどうか、そらんじてみた。
久しぶりだが、しっかりと覚えている。
そして最後の行でハッとした。
「サウイフモノニワタシハナリタイ(そういう者に私はなりたい)」
そうだ、10歳の私はそういう人になりたいと思っていたのだ。
だから一生懸命暗記したのだった。
すっかり忘れていた。

丈夫な体をつくり、贅沢をせず、謙虚に平常心を保つ。
質素な食事をとりながら、欲を捨てて、勉学に励む。
倹約して、人の役に立つために行動する。
デクの棒と言われても、人の目を気にせず、評価を求めない。

そういう人になりたかったのに、この50年間、正反対のことをしてきた気がする。
でも今からでも遅くはない。
10歳の自分を思い出しながら、今から目指してみたい。

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