【臨床研修を終えて】三重大学 板倉くんの感想のご紹介
6月8日より三重大学 板倉くんの臨床研修を実施しました。
訪問診療や救急外来を学んでいただきましたが、学生とは思えない落ち着いたら対応は頼もしさを覚えるほどでした。
将来、たくさんの患者さまを救ってくれると確信できる方に実習に来ていただいたことは当院としても嬉しい出会いとなりました。
板倉くんからの臨床研修の感想もいただきましたので、ご紹介させていただきます。
いおうじ応急クリニックの皆様へ
2021/6/8(火)~7/1の1か月間実習をさせていただきました、三重大学5年の坂倉星太朗です。先日はありがとうございました。
慣れない土地での実習で不安もありましたが、皆様のおかげで無事に終了することができました。いおうじでの実習は、学びの多い実習でした。良雪先生の仕事量とその質に驚かされることはもちろん、診療コーディネーターの皆様や事務の皆様、訪看の皆様の日頃の仕事を垣間見ることができたことが非常に良い機会になりました。
診療コーディネーターの役割について
診療コーディネーターの皆様は、患者に対して医師よりも密に接し、患者にとっての在宅の効果・価値を大きく引き上げる役割をされているように思いました。患者―医師関係の構築の手助け、治療処置の手助け、事務手続きなど、医師が行う医療行為に付随してくる、実務的な事柄のプロだと思いました。皆様のような方々がいてくだされば、将来自分が在宅をする機会があったときに仕事がしやすいだろうなと思いました。
訪問看護の同行実習では、仕事内容の種類の豊富さと、患者さんごとにやる内容のメニューが全く違うことに驚きました。時間は決められていますが、その時間をどのように使うか、この患者さんのニーズは何か、この患者さんとの適切なコミュニケーションの取り方はどうかなどを、ものすごい効率で仕事をしながら考えられていることに感服しました。
医院運営に関して
事務の皆様の、仕事を処理する効率とスピードには度肝を抜かれました。次から次に来る患者の受付、電話対応、会計、診療報酬の算定手続きなどを回している姿を、木曜日の午後の救急外来の時間によく拝見しました。
あの量でまだ少ない方だという話ですので、本当に驚きました。そのほか、掃除やお茶、学生対応などきめ細かい仕事もされていて、’マルチ’という言葉がぴったりだなと思います。
良雪院長へ
最後に良雪先生、1か月間ありがとうございました。先生ご自身の経験から、学生のためになる実習を第一に考えてくださったので、非常に充実した日々を過ごせました。良雪先生の能力の高さ、重要なこととそうでないことのオンオフ、本質を見抜く力は他の人にはまねできないものだと思いました。
この実習で知識・技術面でご指導いただいたこともたくさんありましたが、医師としての考え方、患者への説明、多職種と連携することなど、より深い内面的なこともたくさん教えていただきました。
何事もそうですが、画一的なテンプレートを作って、型通りに当てはめるのが楽だとは思います。一人ひとりに合わせて提供するのが理想ですが、それが難しいと型にはめてしまうことも多いはずです。
しかし、いおうじの皆様は圧倒的な個々の実力でそれを軽くクリアしています。プロ集団です。’必殺仕事人’。自分の仕事へのプロ意識があるからこそ、連携がスムーズで雰囲気が非常に良いのだろうと思いました。
今後について
いおうじでの実習は、本当に楽しいものでした。自分が医師になっても良雪先生のようにはなれないと思いますが、どこかに良雪的要素を持った魅力ある医師になりたいと思います。
最後になりましたが、1か月間本当にありがとうございました。
三重大学医学部医学科5年 坂倉星太朗
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