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山崎まさよしのOne more time, One more chance

今は深夜の四時半頃で、私のベッドには好きでもない男が寝てて私はその寝息を聴きながら時間が過ぎるのを待っていた。
部屋が静かすぎたからAlexaでアマゾンミュージックの邦楽を流していた。

「奇跡がもしも起こるなら今すぐ君に見せたい
新しい朝、新しい僕
言えなかった『好き』という言葉も」

たまたま流れてきた歌詞
まさに今の自分の気持ちだと思った。

好きと伝えずに離れてしまったあの人に対する自分と重ねて、あの人の優しい笑顔を思い出してしまった。

たくさん失恋の曲はあってたくさん私に響くけれど、こんなに心とマッチした曲は無い。

「いつでも捜してしまう どっかに君の笑顔を
急行待ちの 踏切あたり
こんなとこにいるはずもないのに
命が繰り返すならば 何度も君のもとへ
欲しいものなどもう何もない
君のほかに大切なものなど」

好きな人に好きと伝えるのは、私には難しい事で、でも伝えてたらどうなってたのか考えてしまう。

あんなに素晴らしい人は他にはいないと明確に分かってる。
あの人の瞳に私はきっと映らないだろう。

私が選ぶのはあの人だけなのに。
私の瞳にはあの人しか映らないのに。

この気持ちは嘘じゃないのに。

いつでもあなたに会えたらと考えてしまう。
どんどんあなたが冷淡になっていっている気がする。
また昔みたいになれたらなとずっと願ってるけれど、時間は不可逆なもので。

あの人のためにたくさん時間を費やした。
あの人とまた会えたらそれはどんなに幸せなことか。

この間も会えたのに、あの人はやっぱり聞くばっかりで自分の話をしなかった。
私に興味あるわけ無いのに、私はたくさん自分の事話しちゃって。
時間を無駄にしたよ。

また、あの人のために生きたいと思う。
あの人がいれば、幸せなの。
付き合えるとか一切思わない。
その空間が好きで、あの人も私を甘やかしてくれるからそのままで良くて。
あの人の喜ぶ顔が見たくて、バカみたいなこともしたけど、少し大人になった私も全部見て欲しい。

叶う願いじゃないけど願わずにはいられない、というか、叶わない願いでも願っていいでしょう?

仕方がないから、あの人と会えた去年の私の運命に感謝している。
それしか出来ない。
思い出の中のあの人をずっと想ってる。




私にはもう何も要らないのに、変に友達増やして、よく分からない男を泊めてあげるような自分がここにいて、それが心底嫌なんだけど。
こんなのは誠実じゃないと思う。
別に誰のためじゃなくて、私にとって誠実じゃない。
誠実さは私に残った唯一の良さだから、それさえ侵されてしまうのは耐えられない。

もう潔白に生きたい。
私は全然遊んでないから純白な方だと自分を分析していたけれど、そこにとどまる努力を怠ってはならないと気が付いた。
流されてしまわないように、美しくなりたい。

元乃木坂46の白石まい様が「私何にもないんですよ」って何かのインタビューでさらっと言っていたのがずっと記憶に引っ掛かってた。
何にもない事はないって彼女も知ってただろうに。
努力してたくさんの苦難を越えて光の当たる所まで来るのに相当時間を掛けただろうし、有名になってもなおたくさんの苦難があっただろう。

元キャバ嬢でトップだった愛沢えみり様も本の中で「何もない私が……」って書いてた。

美しいは価値があるけど、それ以上を人々は求める。
私はまだまだだと思い続ける人がいる。
私もそんな風になりたいと思う。
そうしたら、彼女達に少しでも近付けるんじゃないかって思うから。
彼女達は私には成功しているように見えるから、それに近付くには思考から変えなきゃいけないよなって思う。

正直、好きな人も、またいつか新たな出会いがあるだろうって諦めてる。
それで良いやと思うし、伝えたところで迷惑にしかならないだろうから。
だから、全部私を成功させてからあの人に出会っていたらなあと思う。
全部まだまだ妄想の域を出ないから、たくさん努力しようと思うよ。

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