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【天野月】Five Rings発売前夜祭(2部)に行ってきた 1/2

こんばんわ。天野一央です。
4月1日に「嘘をついて このまま騙していてね」という歌詞でデビューされた、天野月(元 天野月子)さんのアルバムのリリースイベントに抽選で当たったので行ってきました。

(本当はデビューの日に書き上げたかったのに筆が遅いせいで3日だよ。歌詞の曲は箱庭という曲です)

実は天野月さん、2017年8月末をもって無期限活動休止をされていました。実に約2年の時を経て、活動を復活されたわけですが、その復活から初めてのアルバムが「Five Rings」になります。
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その発売日前日、虎ノ門にあるポニーキャニオンさんの1階イベントスペースにてイベントが開催されました。何やら都市開発でポニーキャニオンさんのビルは取り壊しになるそうで、イベントスペースでのイベントはこの前夜祭が最後、千秋楽となるそうです。確かに通ってきた道すがらは、ほとんど新しいビルや建てている最中のビルだらけでした。

そんな小話から始まったイベント。森ビルの話とかしてくださったんですが、つっこさん界隈では割と知れたネタなので割愛。まずはアルバムの通常版に収録されている「ウロボロス」と「ツキガサ」のフルMVを初公開。
 ↓ Youtubeでちょこっと見られます。

「ウロボロス」

ウロボロスは蛇や竜が自分のしっぽを加えているシンボル。2匹で無限(∞)の形をしているものは永遠を意味し、1匹で輪になっているものは完全体を意味していると説明し、1匹のその圧倒的孤独感に私が書くしかないじゃないかと作成したのが「ウロボロス」だと言っていました。

編曲をギターで参加されることがあるJETさんが担当されているのですが、JETさんからのメールに「この曲は天野月だからこそ許された曲だ」と、書き込まれていたとか。熱い。熱すぎる。さすが赤い男。

曲を聞いた感想としては「あ、月子っぽい」っていう雑なファーストインプレッションですみません。まず出始めのギターの音が劔を彷彿とさせ、そのあとのメロとか人形みがある。どちらも月子時代の曲ですが、共通してアングラのようなロックな佇まいがあるなと思いました。曲のイメージとして聲の水底で歌っていたつっこさんが陸に上がって完全体になりました。って感じです。歌詞に「ワタシハワタシヲ喰ライ尽クス」とか「わたしはわたしになる」っていう言葉がさらに完全体のイメージを強くさせるなぁと。あと個人的な中二心をすごく擽るので好きなフレーズです。

「ツキガサ」

つきがさどん っていうクマが旅をするような映像で、ポップな思わず走ってしまうような曲調で可愛いです。映像のイラストはすべてつっこさんが書いていて10日くらい籠って書いたと言っていました。絵本のような絵を描かれるので、そのイメージに引っ張られているのか、童謡のようなかわいらしさを伴っていると思います。歌詞は結構難しいですが。

MVのあとはFive Ringsに収録されている曲のライナーノーツを語ってくれました。覚えている限りで印象に残った話を。

「ミッシングリンク」

つっこさんは自分から関係を今まで絶ったことがほぼなく、昨年初めて経験したそうです。振られることは多くその気持ちはわかるけれど、振る側の気持ちってこんな気持ちなのだと、フレッシュなうちに曲にしたいと生まれたのがミッシングリンクだとか。
(ちなみに、「ミッシングリンク」というのは進化の過程でどう変化したのかわからない部分をミッシングリンクと言うらしいです)

初めは関係を断つって、どうしようもない人で私にとって良くない人だ、付き合いきれない。みたいな感じでマイナスなイメージで捉えていたんですが、そうではない。

手放したのは ふがいないわたしだ
君を想う 無責任に

このフレーズを聞いて、どうしようもなかったのは私のほうで、あなたのことを想って離れます。そういう意味での関係を断つだったのかと。

結構、こういうあなたのために身を引くってすごく勇気のいることだと思うんですね。だって、相手はそうじゃないかもしれないから。結局自分勝手な想像だと思うんですよ。私はこの判断をしたことがないから言えることで、何をこのやろうと思う方は平行線をたどる一方なので不毛です。

クロスフェードでちょびっとMVが見られるのですが、特別な衣装に身を包むでもなく、私服っぽい格好で雨の中傘をさして歩く映像なんですね。
その情景の中で

わたしの声をこの腕を君は忘れてゆくだろう
ひかり降りそそぐ日々の中で
欠け落ちていく記憶の数は
君が歩いた証拠だ
その場所から 振り向いたりするな

って歌うんですよ。ひかり振りそそぐかわからんやーん。振られた側は同じような雨よきっと。と大阪のおばちゃんが顔を出してしまうわけです。

私がこの曲のような心情を抱くことがあるのかわからない以上、理解や共感することはないかもしれないけれど、考える人がいるっていうことはわかっているし、何より曲はとってもいい。良い!!!!好き!!!

アコースティックで弾き語りも演奏してくださったのですが、聞きながら整理のつかない思いがたくさん駆け巡っていました。こうして言語化して、やっとこさ整理がついた次第です。

ミッシングリンクで思いのほか気持ちが持っていかれたので、続きはその2で。

以下Five Ringsのクロスフェード


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