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【ちょっとした ”つぶやき”】 ~プラスチック金型における心得~ 型設計はやっぱり初期重要工程

【ちょっとした ”つぶやき”】

~プラスチック金型における心得~

#11. 型設計はやっぱり初期重要工程


◎型設計はやっぱり初期重要工程だと思います。

新設金型製作にて、金型や製品、成形での品質は、製品形状仕様含め、型構造機構設計、ノウハウ等にて、7~8割方決まってしまうと思います。

型設計後の型加工、型組立&調整にて、型品質精度を上げようとしても、やはり限度があります。
金型は既にASSY機構構造として、型設計通り出来上がっています。
金型の構造機構は型が出来上がった後からでは、大幅に変更する事は不可能です。

製品DR時の生技性検討生産設計にて、
・金型設計性
・金型加工性
・金型組立・解体、調整性
・金型仕上げ性
・金型強度・耐久性
・成形性
・製品離形性・取り出し性等、

製品形状仕様を確実に作り込んだとしても、その後の型設計の工程段階にて、ノウハウ等も盛り込まず適度に型構造機構設計をしてしまうと、金型や製品、成形での品質はその段階で劣ってしまうと思います。

前述の様、金型の構造機構は型が出来上がった後からでは、大幅に変更する事は不可能です。
後で、改善対策をと金型を改造加工等しても、限度があり、また追加改造だらけになってしまえば、金型は更に品質が劣化して行ってしまいます。

型設計はやっぱり初期重要工程だと思います。
金型や製品、成形での品質は、製品形状仕様含め、型設計の工程段階で、7~8割方決まってしまうと思います。

ちょっとした ”つぶやき” にお付き合い頂き、ありがとうございました。


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