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口唇炎が治るのに2年かかった話 - 剥脱性口唇炎(Exfoliative Cheilitis)

約2年前に剥脱性口唇炎という唇の病気を発症しました。聞き慣れない口唇炎かと思いますが、どういうものかというと、唇が酷く炎症して固く大きい瘡蓋ができる口唇炎です。非常に治りづらく数年、数十年と症状が続き苦しんでいる方もいるらしいです。また唇という顔の中でも目につきやすいところなので、同時に精神を病んでしまう方も多いようです。症例が少ないようで、皮膚科の先生にもあまり認知されていないようです。
私は幸運なことに約2年ほどでほぼ治癒しました。剥脱性口唇炎で苦しんでいる方の参考になればと思い、発症から治癒までの症状を写真を載せつつ時系列でお話しします。また最後に、治癒に効果があったものや今現在どのような生活を送っているかをまとめました。

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2018年末 剥脱性口唇炎発症

よく唇の皮が剥け、ボロボロになっていることに気付く。通常の唇の荒れとはどうも違うと思い、調べると剥脱性口唇炎というものだと知る。
この時期なぜかはわからないが、唇や肌がよく荒れていて、半年ほど唇の皮を噛む癖がついていた。
皮膚科に行き、ステロイドとビタミン剤をもらい、ステロイドはなんとなく無知の恐怖感から使用しなかった。ビタミン剤を飲んでいたが、一向に良くならなかった。

2019年前期 治す戦略 (写真5枚有り)

症状は悪くなる一方で固く大きな瘡蓋ができるようになった。濡れて瘡蓋が剥がれてしまうのが、良くならない原因だと考え、極力濡らさないようにする戦略をとることにした。リップやワセリンでの保湿もしていなかった。
飲食、歯磨き、シャワーなどで極力濡れないように気を使っていて、一日に一回唇を軽くゆすぐ程度にしていた。不衛生になったせいか口角炎も併発してしまった。ちゃんと食後やシャワー時にこまめにゆすぐようにして口角炎は治った。
この時期に漢方やビタミン剤を服用していたが、剥脱性口唇炎には効き目がなかった。
保湿をしておらず、硬い瘡蓋がいくつもできるので、笑ったり口を大きく開けると唇が裂け、血が出ることが多々あった。

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2019年中期 悪化する症状

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