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第110回 誰もやっていないことをやる快感

「宇宙船」らしい。乗っているのは息子本人と、頻繁にビデオ通話で親しくさせてもらっている妻の妹の子供たち、つまり、従兄弟(従姉妹)の3人なのだと思って確認してみると、違った。

「パパと、ママと、ばあちゃんと、ひろき(自分の名)」だと言う。

勝手な想像で、パパを大きく描いてくれて、控え目に女性2人をやや小さく描いて、1人反対向きになっているのが操縦士の本人かと思って確認してみると、違った。

「コレ(1番大きいやつ)が、ひろき!」だそうだ。

親子でも見方や考え方は全然違うのだと教えてもらった瞬間だった。同時に、当たり前だが、「世界」の数はやはり「命」の数だけあることを再認識させられた。

そして、そこだけは僕との共通点だと思った。

今、僕は誰に気を遣うこともなく、やりたいことをやっている。競艇というジャンルにおいて、目標を公言し、予想を公表し、買い目を公表する、ということをやっている。

ただの趣味ではない。ジコマンであることは間違っていないが、「自分の特性を活かし、それを社会の誰かに役立てる」という意志を持ってやっている。

世界に競艇という競技(スポーツかつ公営ギャンブル)は日本と韓国にしかない。韓国にその文化が生まれたのは今から10年くらい前。韓国の情報はわからないから何とも言えないが、少なくとも日本中で、僕と同じ活動をしている人はいない。

予想者はゴマンといるし、(ギャンブラーとしての)競艇人口はその何倍もいる。でも、自称舟券師と公言し、予想や買い目をすべて公開し、その意図や根拠まで説明しているキチガイは僕しかいない。

僕は52歳にして、「誰もやっていないことをやる快感」を肌で感じている。これは今までにない「幸福感」である。

我が子に対し、将来を期待しているお父さん、お母さんへ。

息子さん、娘さんに夢を託すのはほどほどにして、ご自身が、「自分にしかできない何か」を見つけて、発信してみませんか?

一般的には、それを「自己肯定感」と呼ぶのかもしれませんが、それをはるかに超える「幸福感」が味わえると思いますよ。

ひろきのおかげで、パパは「ハッキリとした自分の世界」を持つことができたよ。

ありがとう😊

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