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不安をわざわざ荷物に詰め込んで🧳

雨が止んだ

さっきまで音を立てて降っていたくせに


☔️


やるべきことをやるほど
不安な気がするよ

誰か、抱きしめてよ

相変わらず、そんな風に思うだけの私を許してください

抱きしめてくれる人がいないわけじゃないのは分かってる
自分で抱きしめてくれようとする人たちを遠ざけているのは承知の上です
笑える(笑えないけど)

嗚呼

私が、しばらく付き合っていかなければいけないのは、こいつかも知れない。

孤独だけで、もう十分だと思っているくらいなんだけどなぁ…


おいていかないで

私も連れて行って

やっぱり、旅を永遠に続けるのは無理だ

陸地に上がって休みたい

でもまだ陸地にたどり着くのにしばらくかかる

不安だよ

でもこの、頼りない身体と、しばらく付き合っていかなければいけないのだろう

むしろ、付き合っていけば、早く辿り着けるだろう

おいて行かないで

私も一緒に行きたい

あなたは、先にいる気がして

本当は隣を歩いている?

私と違う道を歩いている?

全然分からないけれど

おいて行かれているって思う

なんでそう思うのかな

でも君がもたらした「焦り」や「不安」は、ありがたく頂戴することにする

こいつらとしばらく付き合って、先へ先へ進むエネルギーにすることにする
そうなることが担保されていると信じている
どうしてそう思うのかなんて分からない

☔️


また雨の音がする

どうせ、誰もいないのだ

自分の足で歩くしかない

甘い夢を見たい気持ちを
今日はどこかへ忘れてきてしまった

わざと忘れてきたのかもね
無意識にさ

それでもいいや


この先にある陸地が、未来の私が棲みつくことになる最終地点ではないのだろうと予感するけれど、それでも一度そこで休みたい

休みたいと切に願い
助けを呼ぶために叫びたい気持ちを抑えて
自分の力で旅を続けよう

叫ばない代わりに、手紙を出すことくらい許してください。

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