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なぜ家電のアース線を「アース」と呼ぶの?
日頃お世話になっている家電(白物家電)ですが、なぜかアース線がついています。これはなんとなく、漏電時に電気をくらうことを防いでくれる感じがしますが、実際のところどうなのか。早速調べてみることにしました。
結論から言うと、「アースを取り付けておくと、漏電している機器に人が触れても、大部分の電気はアース線を通って流れるので安心です。」とのこと(漏電発生の仕組み | 関西電気保安協会)。万が一漏電しても、アース線を通って外に電気が流れるため、被害を受けることを回避できるというわけですね。
では、なぜアース線というのか。
以下の記事で、それについて触れられていました。
接地(アース)は地球(Earth)がその名前の由来となっています。
接地(アース)がなぜ必要なの? | 子どもに教えたい通信のしくみ
ということで、アースとはその名の通り「地球」のことでした。
では、接地とは何なのか。それについても、同ページで紹介されていました。
"接地する"とは、例えば機器の金属きょう体や建物の鉄骨・鉄筋などを地球(大地)と電気的に接続させることです。
接地(アース)がなぜ必要なの? | 子どもに教えたい通信のしくみ
そしてなぜ接地することが必要なのか。
接地を設けることで、絶縁不良や漏電時における人への感電の度合いを低く抑えることができます。
接地(アース)がなぜ必要なの? | 子どもに教えたい通信のしくみ
やや専門的ですが、接地があると、機器筐体(家電)への接触電圧を低くすることができ、人体へのダメージを減らせるようです(下図参照)。
![](https://assets.st-note.com/img/1693077942010-DYB8tyIDBu.jpg)
なので、アース線は人体への影響を最小限に抑えるためにも必要なものなのです。
ちなみに上記記事によれば、アメリカでは接地のことを「グランド」と呼ぶそうです。なぜアメリカではグランドと呼ぶのかについては以下。
ヨーロッパでは、一般的に地球に接地するという考え方をしたため、地球という意味の「アース(Earth)」と呼ぶようになりました。一方で、アメリカでは、地面に接地すると考えたため、「地面(Ground)」と呼ばれるようになったのです。実は、呼び方が異なるだけでもともとの指しているものは同じなのです。
アースは接地と同じ意味?!どんな役割が必要なのかを知ろう | 生活110番
これについては諸説ありそうです。アース≠グランドと解説する記事もあり、なかなか奥深い世界のようです。引き続き調査を続けます。
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