元投資銀行員X

キャリアは、Equity、Bondファイナンス、ファンド・ファイナンス、ストラクチャー…

元投資銀行員X

キャリアは、Equity、Bondファイナンス、ファンド・ファイナンス、ストラクチャード・ファイナンス、クロスボーダー・ファイナンスなどなど。MBAホルダー。

最近の記事

部下が問題行動にでる組織とは

最近、若手が問題行動に出た上で、退職するという事象をよく目にする。急に仕事をしなくなったり、上司の言うことを聞かなくなって、最後はやめてしまう。上司としては原因が分からずほとほと困り果てて、私に相談にくる、そんなことが続いた。組織としての反応は大抵同じだ。上司の反応としては、「最近の若い人は、、一体何を考えているのかさっぱり分からない、、こんなに指導しているのに分かってくれないんだなぁ、、」というものであり、人事部としても「個人の資質の問題」ということで一定の結論付けをす

    • 交渉の真髄

       ビジネスは交渉の連続だ。多くのビジネスマンが交渉が上手くなりたいと考えているだろう。では一体交渉力とは何であろう。交渉力があるというと、所謂タフネゴシエーターのような、ゴリゴリの交渉者をイメージされることが多いが、筆者の考え方は少し違う。  仏教思想では、自利利他と言い、他人の利益を考えて初めて自分の利益に繋がるという教えがある。こんな話がある。その昔、ある男が内陸の村で塩が不足していることを目撃した。その後、浜の村で塩はあるけど米が無い村に出会った。男は内陸の村の米と浜

      • 最新の決算書を見よう

        ファンダメンタルズ分析をする投資家は、必ず最新の決算書を吟味します。たまに株を始めたての方で証券会社のサイトに纏められている簡易的な決算書を見て投資の判断をされる方がいますが、これは危険と言ってよいでしょう。 テラドック(TDOC)の例で見て見ましょう。例えば証券会社のサイトでは株主資本は、$16billion位あり、利益のマイナスが$0.4Billionくらいなので、単純計算では40年くらいは資本が無くなることはないように見えます。この会社は自己資本の観点から安全と言える

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