M&Aにおける基本合意書(mou)とは

こんにちは!InvestorsHUB編集部です。先週は三連休でしたが、いかがお過ごしでしたか。天気がくずれなかったおかげで、3連休を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。余談ですが、私が通っている大学は祝日という概念がないので昨日は大学に通学しました😭😭

今週はM&Aにおける基本合意書(MOU)についてご説明します!

基本合意書(mou)とは意向表明書の受領後、売り手と買い手の間で関心がある項目について締結する契約です。

基本合意に記載される具体的な項目は、買収価格、日程、独占交渉権、デューデリジェンスの実施要領等です。特に買い手に独占交渉権を付与する効力は買い手にとってメリットが大きく、M&Aを前に進めるために不可欠な条項と言えます。

基本合意は法的拘束力をほとんど持ちませんが、道義的な拘束力は期待できます。最終契約書は基本合意をたたき台として作成されることが多く、記載された項目の内容はある程度保証されることになります。買い手は得た独占交渉権によって、売り手が複数の買い手と同時に交渉することを防ぎ、デューデリジェンスにかけた費用を無駄にする可能性を抑え、交渉に集中させることが出来ます。

最近のM&Aにおいては、基本合意を交わさずにクロージングまで進めてしまうケースも少なくありません。契約や形式にこだわらず、双方が望んだ結果を得られるために必要な事柄は何なのかという点を重視することで、M&Aを成功させる道筋が見え来るのだと思います。

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