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ADRを使った(比較的)簡単な世界中の個別銘柄投資

はじめに

ADRというものを使うと比較的簡単に世界中の個別銘柄投資できます。
ETFならばもっと簡単に米国以外へも投資できますがその場合投資先は国全体が伸びている国のみとなってしまいます。
その場合にADRが役に立ちます。
またそもそもなぜ米国以外への投資が良いかというと、地域分散ができるためです。
例えばアメリカのみで災害や感染症、戦争などがおきた場合に米国のみに投資をしていると大きな損失を被ることとなります。そのため、米国以外への投資もリスクヘッジのために重要となります。
ただし近年は米国を上回る実績を残している国はほとんどないために、地域分散を行うと少なくとも短期においてはパフォーマンスは下がりやすいことには注意が必要です。

ADRとは

ADRの正式名称はAmerican Depositary Receiptと呼ばれ、日本語では米国預託証券という名称で知られています。ADRの仕組みを簡単に述べるなら、米国以外の国で設立された企業が発行した株式を裏づけとして米国で発行される有価証券となります。ADRそのものは厳密には株式とは言えませんが、裏づけとなる株式から生じる経済的権利の全てを含む有価証券であるために、株式を保有するのとほぼ同じ効果を得ることができます。

引用元

仕組みとしては多少難しいですが株式と理解してもさほど問題ないかと思います。税金などは結構複雑です。(誤って脱税となってしまうようなリスクは特にないです。)

ADR投資のメリット・デメリット整理

メリット
・米国以外に投資を行うことで地域分散によるリスク分散ができる
・米国以外の企業、国の成長からリターンを得られる
・米国証券取引所が認めたもののみが扱われており「比較的に」安全と言える
など

デメリット
・米国以外の国や企業を調査するコスト
・米国以外は投資環境が比較的に悪いことが多い(高い手数料や税金、不正、非資本主義など)
・過去の実績として、米国の方が安定した高いパフォーマンスを出している場合が多い
など

ADR銘柄紹介

ADR銘柄はかなり数が多いのでここでは時価総額$10B以上かつ過去5年平均売上高成長率25%以上から独断で抜粋したものを紹介します。
(2020/10時点調査ですが特に変わりやすい指標でもないので未更新です。)
証券会社によっては取り扱いがない場合があります。マネックスではすべて取り扱っていると思います。

$SE, Singapore
$SEDG, Israel
$WIX, Israel
$INFY, India
$BABA, China
$JD, China
$TAL, China
$SHOP, Canada
$PAGS, Brazil
$TEAM, Australia
$MELI, Argentina

 SE, BABA, JD, PAGS, TEAM, MELIは私も保有しています。

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