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⑥専業主夫に適しているケース、適さないケース10選

こんにちは。
都内でひっそりと生きる専業主夫です。


さて、本日は久々に専業主夫シリーズの記事となります。


なお、前回の記事はこちらとなります。




現在私は専業主夫として、

・家事全般(買い物、洗濯、掃除、料理など)
・家計管理と資産運用(自分+妻との共有貯金)
・読書や資格の勉強(万が一の場合に備える)
・フリマアプリでの自作商材の物販(副業)
・ランニングなどの定期的な運動(健康配慮)
・Xでの発信やnoteの執筆
(トレンドの把握、要約して伝達する力の向上)
・働く妻のメンタルケア(何気に大事)

などに取り組んでおり、ストレスフリーで充実した毎日を過ごしています。


大学卒業後はメーカーや不動産の営業として8年近く働きましたが、この歳になり自分の適性や強みを本当の意味で理解し、このライフスタイルに辿り着きました。


ただし、妻が働き夫が主夫をするというのは、今の日本ではまだまだマイノリティな夫婦の形なので、一般的な夫婦がこのようなケースを真似すると、最悪の場合、離婚ということにもなりかねません。


そこで今回は「専業主夫に適しているケース、適さないケース10選」について、現役の専業主夫の目線でお伝えできればと思います。


【注意】

念のため申し上げますが、あくまでも私の持論を述べているだけですので、この記事を読んで専業主夫を志し、万が一別居や離婚に至ったとしても当方は責任を負いかねます。あくまでも、『1つの意見』としてご覧ください🙇‍♂️



①子どもがいない


子供を持たない選択をした夫婦の場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。


子供1人にかかる子育て費用の総額は、約3,000万円と言われております。


日本の昨年の出生数は、75万8631人で8年連続減少し、過去最少を記録しました。


加えて、金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」の報告書では、「老後30年間で約2,000万円が不足する」と受け取れる試算が示されています。


自分たちの老後の生活資金すらままならないのに子供を作る余裕はないので、出生率が下がるのは当然と言えば当然と言えます。


今年始まった『非課税期間が無期限』の新NISAを見ても、私には

「あなたたちが定年した時に年金が貰えるか分からないので、今の若い人たちは今のうちに資産運用しておいてください。」

というメッセージにしか聞こえません。。


物価高や増税で手取り収入も減少する中、子供を育てるにはこれまで以上にお金がかかるため、子供を持つ夫婦の場合、専業主夫になるには適さないと言えます。


②住宅ローンを抱えていない


住宅ローンを抱えていない(賃貸暮らし又は住宅ローンを完済した持ち家の)場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。


住宅は数千万円する人生で最も高額な買い物になるため、住宅ローンを組むことが一般的です。


また、現在は低金利が続いていることや、短期間で返済する場合は毎月の返済額が大きくなり購入するメリットが薄れるため、30~35年といった長期間で組むことが一般的です。

(最近では50年ローンというものも目にするようになりましたね。。)


長期間において住宅ローンを返済するためには、その間の毎月の収入を途切らせるわけにはいきません。また、変動金利で組んでいる方は、今後の金利上昇リスクも考慮する必要があります。


将来的に会社を辞めることを想定し、ボーナスを考慮したローン返済としていない、無理なくローン返済できる程度の物件を購入しているなどを除き、安定収入源である会社を辞めることは難しいので、住宅ローンを抱えている夫婦の場合、夫が専業主夫になるには適さないと言えます。


③まとまった貯金がある


まとまった貯金がある場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。


ここでの「まとまった貯金」の定義とは「何年か無収入でも暮らしていけるほどの貯金」を指し、金額で言いますと、私は最低でも世帯で1,000万円は必要と考えます。


この金額を見て「多すぎるのではないか」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、これは専業主夫になったばかりの頃の金銭的な不安を減らすために多めに見積もっています。


特に共働き夫婦が専業主夫になる場合、収入が大きく減ることになるため、夫が専業主婦になりたての頃は不安が大きくなります。


会社を辞めたことがある方であれば想像できるのではないでしょうか?


ただ、転職に伴い仕事を辞めた場合には失業保険を貰うことができますが(例外あり)、専業主夫になっても一円も貰うことができません。


そんなとき、心の支えになるのは貯金額です。


転職による一時的な失業の場合、転職活動が半年など長期化することを考慮すると個人的には100万円は欲しいと考えますが、専業主夫の場合は不安が数年単位で続く場合もあるため、多めに見積もっております。


また、世帯で1,000万円といっても、1人が900万円、もう1人は100万円と大きく偏っていることもNGです。欲を言えば、専業主夫側の方が多いことが理想です。貯金額は夫婦のパワーバランスに直結するためです。


そのため、まとまった貯金のない夫婦の場合、夫が専業主夫になるには適さないと言えます。


④双方の両親から理解を得られている


双方の両親から専業主夫になることについて理解を得られている場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。


世間では共働きが推奨される中、専業主夫はこのご時世でも珍しい存在ですが、我々の親世代からすれば空想の生物のような存在です。


なので、専業主夫に対して理解がある両親もまた空想の生物のような存在と言えます。


そのため、もしかすると今回挙げた中ではこれが1番難しいかもしれません。


ポイントは双方の両親という点です。


両親が死別していたり、既に絶縁しているような特殊なケースを除き、結婚したての夫婦にとって先輩であり理解者となるのは両親です。


妻と両親との関係が良好かつ、専業主夫に理解がない場合は最悪で、夫から専業主夫になりたいなどと言われたようなものなら一番に両親に相談をされることになります。


そして、朝起きて妻がいないと思ったら、ドラマでよく見るような「実家に帰ります。」の手紙が置かれていたり、喧嘩のタイミングで離婚届を突きつけられるかもしれません。。


少なくとも妻側の両親の理解を得られていない場合はリスクが高いので、夫が専業主夫になるには適さないと言えます。


⑤自分軸を持ちメンタルが安定している


夫婦双方が自分軸を持ちメンタルが安定している場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。


自分軸とは、「周りからの評価を気にせず、自分の意志を大切に行動すること」です。



もう少し噛み砕いて言えば、「世間体や周りの意見に流されない」ことですね。多少頑固な性格な方が良いと思います。


夫が専業主夫をする夫婦は世間体的に見ればまだまだ珍しく、批判の対象になりやすいです。


また、特に大黒柱となる妻のメンタルが弱い場合、パワハラなどの仕事のストレスを受け休職したり辞めてしまうリスクがあります。



そうなった場合は夫が働きましょう。


ましてや、XなどのSNSやyoutubeの批判を見るだけでも不安になってしまうような場合、夫が専業主夫になるには適さないと言えます。



なお、私はリアルの友人には現在専業主夫であることを正直に話していません。


理由は単純で、勝手に心配されたり、嫉妬されたり、周りに広められたりと面倒だからです。


⑥妻がそれなりの収入を得ている


妻がそれなりの収入を得ている場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。


それなりの収入については、お住まいの地域の「正社員の平均年収」が1つの指標になります。


私たち夫婦は東京に住んでいます。参考までに、国税庁が2023年9月27日に発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、東京都の正社員の平均年収は523万3000円でした。



女性でこれほどの年収を得ようとした場合、会社員であれば平均年収600万円以上の大手企業、又は薬剤師や税理士といった高年収の専門職でないと難しいかと思います。


また、そのような会社や専門職でも1〜2年目の頃はそれほどの収入を得られないため、5年程度の勤続年数は求められます。



逆に、会社員でも妻が年収300〜400万円程度であったり非正規社員である場合、専門職でも保育士や美容師といった比較的低年収の場合、夫が専業主夫になるには適さないと言えます。


⑦夫が家事や家計管理が得意である


夫が掃除・洗濯・料理と言った家事や、余計に時間をかけてでも安いスーパーで買い物をすること、また自分だけでなく家計全体の支出を管理することが得意である場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。


そのためには、最低でも結婚前に一人暮らしを経験していることが求められるでしょう。



これまでずっと実家で暮らしていたのに、結婚を機に同棲することはオススメしません。


少なくとも同棲期間を経て、お互いの家事のスキルやお金の価値観を確認してから結婚することをオススメします。


実家でも家事をこなしている場合は別ですが、大抵の場合は両親に任せていると思います。



それにも関わらず自炊をしようと思っても、きっとカレーライスひとつ作るだけでもてんてこ舞いになるでしょう。


また、貯金をしたり家計を管理すると言ったこともできる人には当たり前なのですが、ギャンブルが趣味だったり、毎週居酒屋で飲んでいる人がそう簡単にできるものではありません。



目安としては、最低でも1年間は一人暮らしを経験して一通りの家事をこなせるようになり、最低でも1年間で100万円を貯めることができ、自分が毎月どれほどの支出があるかを把握できていることが求められるでしょう。


支出の把握については、紙の家計簿でもいいのですが、最近はマネーフォワードやマネーツリーといった家計簿アプリが主流です。



アプリの良い点は、外出時でも気軽に記録でき、預金口座やクレジットカードと紐付けられることです。


昔の花嫁修行と同じように、専業主夫になるにも修行の期間は必要だと私は思います。


修行期間中に家事や家計管理をすることが向かないと思ったらそれはそれで個性ですので、無理に専業主夫を目指す必要はないと思います。



適性がないにもかかわらず、本心に反して無理に続けることは強いストレスがかかります。

適度なストレスは逆に良い効果をもたらしますが、精神疾患になってしまうほどの強いストレスを感じてまで続ける必要がないのは、部活でも仕事でも主夫(主婦)業でも同じです。


⑧お金に対する価値観が同じである


夫婦のお金に対する価値観が同じである場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。


価値観については、妻が外資系勤務や医師で1000万円を超える収入を稼いでいるというような特殊なケースを除き、浪費志向より倹約志向であるに越したことはありません。


例えば夫の趣味が競馬やパチンコといったギャンブルであったり、妻の趣味がメンズアイドルのおっかけやブランド品の買い物である場合、貯金するだけでも大変です。


また、妻が倹約志向でも夫が浪費志向である場合も難しいです。大黒柱である妻が働いている時間帯に夫がギャンブルなどで浪費しているとなれば、妻としては怒り心頭でしょう。


逆に、お互いにお金のかからないような趣味(家で無課金のゲームをしたり、料理をしたり、ランニングや散歩)の場合は理想的と言えます。


そのため、夫婦共に倹約志向でない場合、夫が専業主夫になるには適さないと言えます。


⑨気の許せる間柄である


パートナーと気の許せる間柄である場合、夫が専業主夫になるのに適していると言えます。



「気の許せる間柄」については、「何年経っても連絡を取り続けている友人(親友)」をイメージしていただければと思います。



・くだらない冗談を言い合える
・同じ空間で数時間無言でいても苦ではない
・相手の言っていることがおかしいと思ったら否定できる
・遠慮なく目の前でオナラができる(笑)


などが目安と思われます。


なぜなら、夫婦ともに倹約志向である場合、妻の仕事が休みの日は基本的に一緒に過ごすことになります。それが苦痛である場合は、夫が専業主夫になるのに適さないと言えます。


⑩パートナーを愛していると自信を持って言える


これが最も大事なことです。


結婚式での宣誓を今一度思い出してください。


両親や友達、職場の同僚の前でもパートナーのことを愛していると自信を持って言えますか?



それであればもう恐れる物はありません。


一度きりの人生、世間体を気にせず、好きなように生きてみましょう。




今回も長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。


次回からは有料記事となります。

と言いますのも、結婚前の10人以上の恋愛経験に基づく「専業主夫に適した妻の選び方」や、「心理学を悪用したマインドコントロール」など、少々過激な内容が含まれるためです。


ただ、こちらを実践すれば専業主夫になれる確率が格段に上がると自負できます。



ここまで見て、私も専業主夫になりたいと思った方だけ読んで頂ければ結構です。


それでは長くなりましたので、今回はこの辺りで失礼します。

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