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iFaceでお馴染み!Hamee(3134)の将来性はどうなの?【いろはに企業研究】

皆さんこんにちは!
先日ゴルフのベストスコアを更新した佐野です⛳

今回はHamee(3134)について分析していきたいと思います。

Hameeは、スマホケースのiFaceを企画・製造している会社ですので、企業名を聞いたことがなくてもお世話になっている方は少なくないのではないでしょうか?
現に、私もiFaceユーザーであるのに企業名を知りませんでした()
インターネット販売に特化し、実店舗を持たないため認知していなかったとしましょう…

そこで、今回はHameeの企業内容と決算から、将来性について考察していければと思います!


Hamee(3134)ってどんな会社?

まずは、事業内容と業績から見ていきましょう。

事業内容

Hameeは、人と地球の”らしさ”カンパニーをビジョンに掲げ、コマースセグメントやプラットフォーム事業を展開しています。
コマースセグメントにおける主力事業は以下4つです。

  • モバイルライフ事業

  • ゲーミングアクセサリー事業

  • コスメティックス事業

  • グローバル事業

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

モバイルライフ事業

同社HPより

モバイルライフ事業の主力商品はiFaceです。
高いデザイン性をもつケースは幅広い顧客層にアプローチでき、ケースだけでなく様々な商品展開に力を入れています。
企画・製造・販売を自社で完結できるため、コスト面において強みを持っています。

ゲーミングアクセサリー事業

同社HPより

これまでに培ったEC販売のノウハウを活かして、ゲーミングモニター「Pixio」の日本国内独占販売代理店として販売しています。
「Pixio」は、2024年1月に、「Amaon.co.jp販売事業者アワード2023」タイムセール賞を受賞するなど好調です。

コスメティックス事業

韓国コスメブランド「ByUR」を販売するコスメティックブランドを展開。

ネクストエンジン事業

ネクストエンジンは在庫の一元管理や、ルーティン作業を自動化することによる業務効率化を支援する、SaaS型のEC Attractions。

コンサルティング事業

ECコンサル、ECサイトの運営代行やEC出店コンサルを展開。

ルカルコ事業

ふるさと納税支援システム

ここで同社の事業ごとの売上比率を見ていきましょう。

決算短信よりいろはにマネー作成

モバイルライフ事業の割合が最も高く、半分近くを占めています。コスメティックス事業やネクストエンジン事業も比較的大きな割合となっています。

やや偏りがあるように見受けられますが、会社全体として単一事業依存からの脱却を目指しており、コストカットや新商品の投入等を行っているようです。

中期経営計画によると、2026年4月期の売上高は225億円(対24/4期比128%)、営業利益率14%(23/4期は10.9%)を目指しています。

過去の株価推移

Trading viewより

直近5年の株価チャートです。
2020年9月を頂点に下降傾向にあるのが読み取れます。
当時、現在のゲーミングアクセサリー事業、コスメティック事業やルカルコ事業等への参入を発表したタイミングで市場が好感を示しました。

しかしながら、新規参入後の成長率に対して投資家はシビアに判断しているようです。
また、iPhoneケースの宿命か、新型iPhoneのリリース時には売上が伸びるものの、業績が市況に左右されやすい性質から株価は低迷しています。

各事業がもう少し成長し、バランスの良いポートフォリオになれば、市場からの評価も変わってくるのではないでしょうか?

注目ポイント

売上高好調も慎重に

2024年4月期の売上高は17,612百万円(前年同期比+25.5%)と増収でした。
iFaceの新商品が好調だったことやゲーミングアクセサリー事業やコスメティック事業も牽引しました。

一方で、物価上昇や消費行動の変化から、今後は節約志向が高まる可能性があります。
コンサルティング事業はコンサルタントのリソース確保が課題となり、成長には一定の時間がかかる見込み。
ルカルコ事業は、ふるさと納税の寄付獲得競争が激化している中での差別化が求められています。

好調な小売業に下支えされる構造は、根本的に変わっておらず、今後もしばらくの間は市況の変化に左右されるでしょう。

成長戦略

各事業ごとにそれぞれ成長戦略を打ち出していますが、その中でも今回ピックアップするのはコスメティックス事業です。

2024年は飛躍の年になり、構成比でゲーミングアクセサリー事業を追い越し中核事業へと成長しました。

今後も「ByUR」ブランドに注力した上で、新商品の市場投入及びSNSを中心としたプロモーションによるEC店舗への誘致と卸売販売先の開拓を進めるようです。
コマース事業の大きな柱となれば、収益もますます安定するのでは。

Hameeの将来性は?

ここまでの分析を踏まえ、やや辛口に評価した部分もありましたが、Hameeは魅力的な企業だと思います。
理由は、主力事業(iFace)に頼りすぎていることを同社も感じており、その解決に向けて事業の多角化に全社として取り組んでいるためです。

長期的なスパンで見たときに、まだまだ成長する余地が大きいですし、今後の進捗に注目したいですね!

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まとめ

Hameeについて理解は深まったでしょうか?

業績が好調であるのにも関わらず、事業の多角化にチャレンジするHameeは将来性の高い企業だと考えました!

投資は自己責任ですので、きちんと情報収集をして自らの判断で行いましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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