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今年は暖冬かも!?先読みして影響がありそうな銘柄とは‥

皆様、こんにちは。本村健です。

まだ、季節外れの暑さが続いていますが、気象庁による今週19日の発表では、冬(12~2月)にかけての天候について、「エルニーニョ現象」の影響で冬も気温は高く、雪は少ない見込みで、暖冬となりそうだとの見通しを示した。

また、10月上旬まで最高気温が30度を超える真夏日となる地域があると言います。

気象予報士によると、今シーズンはエルニーニョ現象の影響で、例年より季節の歩みがゆっくりになると言われ、今夏は記録的な暑さになりましたが、10月に入ると段々と肌寒い日が増えて秋の訪れを感じられ、11月は一雨ごとに秋が深まる模様。12月以降もエルニーニョ現象が続くため、暖冬傾向になりそうです。寒さのピークは1月下旬~2月上旬で、初雪は平年より遅いところが多い予想です。

このため、今シーズンの秋・冬物商品の需要は、例年よりも動き出しが遅い見込みです。冬物の衣類や電化製品は11月以降に需要が高まり、日用品や食品は11月から伸び始めて12月にピークを迎える予想です。


暖冬で影響が出そうな銘柄は…?

気象庁の予想通りの暖冬になりますと、冬物衣料やスキー場経営や、身近なところですとコンビニなどのおでんや肉まんなどの売り上げが落ちそうです。

暖冬になるとの報道を受けて、暖冬を嫌う企業の経営者の気持ちを考えます。
主観になりますが、暑さから解放され寒くなると暑いコーヒーや紅茶で食べたくなるのが甘いものです。洋菓子販売が主体となる【2211】不二家【2217】モロゾフなどは暖冬の影響があれば例年のように売上が見込めずにクリスマス商戦までは厳しいかもしれません。

また、肉まん・あんまん大手の【2209】井村屋グループやおでん種などの水産練り製品を販売する【2933】紀文食品なども…

白馬八方尾根など国内有名スキー場を運営する【6040】日本スキー場開発は、雪不足ならば売りと見ています。
保有されている方は、今後の値動きを注視してください!

【6040】日本スキー場開発 日足チャート(引用:TradingView)

先読みすれば、他にも暖冬の影響受けやすそうな企業が多数ありますが、空売り専門の方や週末にお時間のある方は調べてみてはいかがでしょうか?

◆話題の銘柄 Pick UP:【7965】象印マホービン

今週は、調理用家電・リビング用品の専業大手。海外生産比率が5割超。台湾などアジアと北米に強い企業。【7965】象印マホービンを取り上げます。

家電量販店にずらりと並ぶ炊飯器ですが、中でもひときわ目を引くのが、高価格帯の製品です。パナソニックや日立など大手家電メーカーがひしめく、この高級炊飯器市場でトップシェアを誇るのが、象印マホービンの「炎舞炊き」シリーズ。スマホ操作などの多機能化よりも「いかにおいしいごはんが炊けるか」にこだわり抜いたことで、消費者からの支持を得ているようです。

ふっくらと甘みのあるごはんが炊ける「炎舞炊き」。かまど炊きからヒントを得ており、かまどの木ブタの圧力と薪火の大火力に加え、激しい炎の「ゆらぎ」を再現した炊き方です。
底部のIHコイルを6ブロックに分割。火力を個別に制御しながら加熱します。そうすることで部分的な温度差が生じ、激しい対流が発生。舞い上がった米一粒一粒に高温の熱が伝わり、甘み成分を引き出せるうえ、炊きムラを防げるのが魅力です。

主に、炎舞炊き搭載モデルに採用している「圧力IH式」。高圧力をかけることで、水の沸騰温度を100℃以上に上昇させ、高温で米をふっくら炊き上げます。玄米や健康米も、より短時間で炊き上げ、やわらかくもちもちとした食感を楽しめるのが特徴です。

同社は、1918年に1本のガラスのマホービンから出発しました。それは、「真空断熱」という、当時のハイテク技術を結集した家庭用品でした。

現在では、炊飯ジャー・電気ポットなどの多種多様な 「調理家電」製品、ガラス・ステンレスマホービンを中心とした 「リビング」製品に加え、空気清浄機や加湿器などの 「生活家電」製品にも取り組んでいます。

水筒はコロナ収束を追い風に国内外で改善され、海外向け炊飯器や加湿器が想定超に伸びており、節約需要や猛暑で水筒の大容量モデルが国内で人気化して、ちょっとしたブームになりました。

来月の10月2日に決算発表を予定しています。販売する商品が売れ数値は悪くないと見ています。決算発表の前に株価が安い場面があれば仕込んでみたいそんな銘柄になります。

【7965】象印マホービン 日足チャート(引用:TradingView)

◆個人的に気になる銘柄:【2767】円谷フィールズホールディングス

今週は遊技機の企画開発、販売が軸。『エヴァ』シリーズ著名。円谷プロ、映像制作等コンテンツ事業も。【2767】円谷フィールズホールディングスを取り上げます。

今年4月に、わたしのコラム「話題の銘柄」にて一度取り上げました。
この時は非常に良いタイミングで取り上げ株価は上昇しました。

注目する理由としましては、比較会社とされる【6249】ゲームカード・ジョイコホールディングスが今週マーケットで物色されました。

【6249】ゲームカード・ジョイコホールディングス 日足チャート(引用:TradingView)

株価材料は、SBI証券が、GCジョイコに関して投資判断「買い」で新規にカバレッジを開始した。目標株価は7770円に設定。スマート遊技機の普及を背景に、特にスマスロ「北斗の拳」などの大型タイトルの高稼働を背景に収益は拡大傾向にあり、今後も収益拡大トレンドは継続すると予測しています。

また、パチンコ、パチスロ機大手【6417】SANKYOは、パチンコホールが全国的に激減する中でも、14期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しと今週に発表がありました。

ご存知の方は申し訳ありませんが、「スマスロ」とは、遊技メダルを電子データ化しているため、ユーザーはメダルの投入やドル箱への移し替えなどを行う必要がなくなる。また、パチンコホール側にとっても、メダルの持ち運びや洗浄が不要になり人件費や作業負担の軽減につながるメリットがあります。今後、同社傘下のフィールズ機種へのスマスロ導入による業績拡大が期待されています。

同社は、2022年5月に公開された映画「シン・ウルトラマン」が好評で、「ウルトラマン」のファン層の拡大につながりました。また、日本で生まれ育った「ウルトラマン」は、中国で圧倒的な人気コンテンツとなり、その人気を背景に上海や大連及び成都にあるテーマパークにウルトラマンエリアがオープンし、また、中国トレカやウルトラマングッズの売上も好調に推移。今後は、既に「ウルトラマン」人気が浸透しているマレーシア、インドネシア、タイ等のアジア各国でも「ウルトラマン」ブランドを確立し、グローバル展開を加速しています。
更にスマート遊技機は、新たなユーザーの獲得につながる可能性を秘めており、スマートパチスロ、スマートパチンコへの期待が高まっています。

大阪IRのカジノ関連としての参入の思惑や期待もあり、SANKYOは同社に出資しており親密な関係にあります。

パチンコ関連株が見直される時期に入ったと、調整された今の株価は割安感があり見直し買いで注目しています。

【2767】円谷フィールズホールディングス 日足チャート(引用:TradingView)

相場の地合いが悪いこともあり、「短期投資」の方のロスカットラインはわたしが心理的節目と考える、1700円割れとみています。
株価がここを下回るようでしたら一度撤退したいです。

わたしの投資法は、狙ってダメなら早めに損切って次の銘柄へ。
思惑通りに値動きしたらしばらく様子を見て利益を伸ばしたい。

わたしのコラムを参考にされている方は思惑通りに吹き上げましたら、あなたの判断で利益の確定をお願い致します。

また来週お会いしましょう。本村健でした。


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※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。


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