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TOB~伊藤忠によるCTCへのTOB~

案件概要

  • 公開買付けの概要:デジタルバリューチェーンパートナーズ合同会社(以下「公開買付者」という)は、伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠商事」という)の100%子会社として、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下「当社」という)の普通株式(以下「当社株式」という)をすべて取得するために、1株当たり4,325円で公開買付けを実施すると決定した。公開買付者は、当社の株主を伊藤忠商事と公開買付者のみとすることを目的としており、買付予定数の下限は12,550,000株(所有割合:5.43%)である。買付予定数の上限は設けておらず、応募株券等の数が下限以上であればすべて買い付けるとしている。

  • 公開買付けの背景、目的及び意思決定の過程:伊藤忠商事は、情報・金融カンパニーを設立し、ITサービス事業やDX支援事業等に取り組んでいる。当社は、1979年に創立し、1984年に伊藤忠商事の子会社となった。当社グループは、ITコンサルティングからシステム設計・構築、保守、運用サービスまでを提供し、顧客のビジネス拡大と変革を支援している。1伊藤忠商事と当社は、2023年6月に本取引に関する基本合意書を締結し、2023年8月2日に本公開買付けを実施することを決定した。2本取引の目的は、当社グループが非公開化されることで経営判断や投資判断が迅速化され、より柔軟な経営戦略が可能となり、長期的な成長戦略の実現に資すると考えられるからである。

  • 本公開買付け後の組織再編等の方針:本公開買付けが成立したものの、すべての当社株式を取得できなかった場合には、本スクイーズアウト手続を実施する予定である。3本スクイーズアウト手続とは、株式併合や株式交換等により、当社の株主を公開買付者らのみとする手続である。また、本スクイーズアウト手続の完了後には、DX支援事業等に強みを持つパートナー企業が存在した場合には、数%程度以下の出資を受け入れることを検討している。

  • 本公開買付け後の経営方針:本公開買付け後も、当社グループは現在の経営体制及び経営方針を継続する予定である。また、当社グループは中期経営計画「Beyond the Horizons ~その先の未来へ~」を達成するために、DX支援や共創ビジネス拡大等の取組みを加速させるとともに、人材育成やデジタル投資等による経営基盤の強化に努める。さらに、当社グループは、企業理念として掲げている「夢のある豊かな社会の実現」の追求に向けて、社会的な責任を果たして持続的な成長を目指す。

買付者(伊藤忠)側のドキュメント

公開買付届出書

その他添付書類

  • 融資証明書

  • 出資証明書

  • 野村證券による株式価値算定書

対象会社(CTC)側のドキュメント

意見表明報告書

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