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「経済で読み解く世界史」 宇山卓栄 扶桑社文庫

こんにちは、猿田彦です。今日、2019年10月31日です。10月も終わりですね。

さて、今日は書評と行きましょう。

「経済で読み解く世界史」 宇山卓栄 扶桑社文庫

これ、面白いですよ。歴史はもともと大好きですが、歴史書や歴史小説は、どうしても政治や戦争に偏りがちで、それはそれで面白いのですが、どうも、その背景があまり描かれていない気がして仕方がないのです。人間は、もっと、生々しい、欲や快楽、生きることの本能などに突き動かされているとしか思えないのですが、そういう記述が希薄なのです。

しかし、この「経済で読み解く世界史」宇山卓栄著は、貨幣や投資、投機などの人間の欲を下敷きに歴史を俯瞰してくれるので、面白い。金融や経済政策の失敗、あるいは為替レートのアービトラージによる金や銀の流出、英国の陰湿な三角貿易、欧米の奴隷貿易、南海泡沫バブルといった、経済的な活動と争いの歴史が絡み合って、実にわかりやすい。

貨幣、紙幣でも良いですが、通貨を発行する主体は過剰な発行に抗しきれず、いつも経済を崩壊させますね。

文庫と侮るなかれ、経済と政治と戦争の関わり合いを教えてくれる1冊です。

さて、この本からの学びは、まさにこれから起きることの予測の“幅”を持たせてくれることです。黒田日銀、アベノミクスは、同じ歴史の轍を踏んでいますね。次に来るのは、当然「暴落」です。

世界の負債額はすでにリーマンショックを超えています。あの時(日本では、今も)は国家が買い手になって支えましたが、もうその余裕は国家にはありません。さて、結局また繰り返しになるのでしょうかね。。。。

昨日・今日の動き:
●仮想通貨ポートフォリオ残高:237,512円:⇦241,388円(前回コラム時)BTC息切れ
●株コム投資残高:3,904,658円前日比-5,157円(-0.13%):3,895,741円(前回コラム時)
投資期間増減: +397,974円⇦+389,058円(前回コラム時)前日比減、総額微増
・投信信託積立の成績:+334,174⇦+324,658円(前回コラム時)微増ですね
・個別株の成績:+63,800⇦+64,400円(前回コラム時)1銘柄+、1銘柄-
・積立NISAの成績:131,696円+3,211円(+2.4%)⇦131,696円(前回コラム時)
●楽天証券投資残高:外国株式のファンドのため、土曜のまま変動なし
合計:581,085円 +21,085円:微減⇦合計575,495万円投資(銘柄は下記)米国市場↑
・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
・新興国株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(新興国株式))
・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))

特記事項:

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