SFCと井筒俊彦の接点:応用井筒研究の妥当性
言語哲学者の井筒俊彦と慶應SFCには間接的な接点がある。
井筒が晩年過ごした鎌倉とSFCの立地的な近さはあるものの、1993年に亡くなった井筒と1990年に開講されたSFCとの直接的な関わりは確認されていない。しかし、井筒の与えた影響(それを意志と呼んでみることにする)はSFCというトポスの重要な要素になっているのである。
SFC井筒研究会の中で井筒を扱うにあたり、井筒俊彦が遠くの存在などではなく、実は身近に潜んでいるということを体感してもらうことを意図してこの記事を書く