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ウイスキーと淀の再開を待つ男

空前のウイスキーブーム

今、ウイスキーが熱い。
正直に言うと僕にとってウイスキーが熱くなったのが「今」であって、ウイスキーブームというものは少し前から始まっていた。

ウイスキー再び人気~その背景と最新事情を知る

7年前に掲載された記事ではあるが、この記事によると80年代に消費量のピークを迎え、その後は徐々に低下。
ピーク時の5分の1程度の消費量となった08年、サントリーが「角ハイボール」という超豪球を世の中へ打ち出した。これが大ヒット。

それ以降も着実に出荷数を伸ばし、いわゆる「ウイスキーブーム」となったのである。

つまり、平成、令和におけるウイスキーブームは(戦後や昭和の時代にもあったのであえてこう書く)、08年、09年辺りから起きたということらしい。


さて、話は変わって僕の少年時代に。
生まれは福岡で父や祖父はみな職人。この文字列だけで、アルコールとの縁の深さは伝わるはずだ。

初めて会う人などに「福岡生まれなんです~お酒も多少は…」などと言おうものなら、「じゃあ焼酎ですよね?」と嬉々。身長何センチですか?と同じくらい、このやり取りをやってきた自負がある。

ちなみに言うとこの身長で(自称188センチ)サッカーをやっていたものだから、いつも「ポジションはフォワード?キーパー?ディフェンス?」と聞かれるがサイドハーフだ。サッカーをあまり知らない人には説明しづらいポジションである上に、最近は死語となっている。蛇足だが併記しておく。

話を戻そう。

九州のお酒好き=焼酎好きというステレオタイプのイメージはあながち間違ってはいないと考えている。
ただ、僕に関して言うと父がビール、そして「日本酒」党だったこともあって、どちらかと言えばお酒と言えば焼酎よりも日本酒だろうという印象を強く持っていた。

つまり、“先ほどに質問”に答えるとするなら「焼酎よりは日本酒、でも基本はビールが好きです!」ということになる。

そして、厳密に言えばそう答えて“いた”というのが主題に繋がるところである。


ウイスキーにハマり出すおじさん

ある日、YouTubeを見ていたらこんな動画があった。

オススメ動画として流れてきたのだが…

うん、面白い。

これぞYouTubeのいいところ。
この不思議な出会い。


ストゼロ怖っ!が最初の感想。
ではあるのだが、その前に取り上げられていたウイスキーについての話が興味深かった。

ウイスキーやストゼロの裏側を見ていると、僕も年齢が年齢になってきたので“質より量”から“量より質”に転換していきたいなという気持ちに。強く。


この動画を見て以降、ちょこちょこお酒について調べていたら健康の面でもウイスキーをチビチビ飲むのは悪くないのでは…と。ビールや日本酒も変わらず好きだけど。

先ほどの動画で紹介されていた“ティーチャーズ”をハイボールにして飲んでみたら、癖になっちゃって。で、今はウイスキーをいろいろとディグっているところである。

今やビール党でありながらも、自分の中のウイスキー党が過半数を超えそうな勢いまできた。


山崎とか白州とか

正直に言って、昨今のウイスキー価格の高騰はちょっと白い目で見ていた。何と言うか、味とかより希少価値が先行しているのではないかと。

だが…どうやらそんな単純は話ではないようで。

ウイスキーには熟成期間がある。つまり、“ちゃんとした”ウイスキーを作るには時間がかかる。なので必然的に価格も上がる(ウイスキーブームとの相乗効果で)。

そして、丁寧に作られたウイスキーは、うまい。


サントリーウイスキーの銘柄である山崎や白州。
現在のウイスキーブームを牽引していると言ってもいいだろう。

先日、コンビニ限定のミニボトルではあるが、各1本ずつ手に入れることができた(それ以降、購入できたコンビニを覗いているがいつも品切れ状態)。

山崎&白州ミニボトル


良きタイミングで飲んでみようと思う。


何の話をしているのだろう

あれ。
これは馬関連のことを書くアドベントカレンダーのはずだ。

紹介が遅くなってしまったが、今年もまるぃもさん主催のアドベントカレンダーに参加させていただくことに!
僕のは読まず他の方々のを読んでいただいて…。


唐突だが、

競馬とウイスキーは似ている。まずひとつはこれが書きたくてウイスキーの話を始めた。

成熟していくには長い年月がかかる。
歴史が深い。
ウイスキーのブレンドはまさに競馬の配合そのもの。
日本のものが世界に認められている。
原酒と血が似ている。

そして、価格が高騰している。

競馬は実質ウイスキーと言っても過言ではない(過言)。

結局何の話をしているのだろう。


山崎という地

サントリーのウイスキー“山崎”は、その名の通り山崎という地で誕生した。

良い原酒は良い水が生み、良い熟成は良い自然環境なしにはあり得ない」(原文まま)

これも競走馬が育っていく環境とあまりにも似ている。

山崎は住所こそ京都府であるものの、大阪との境にある。(だが、ウイスキーの山崎が生まれた山崎蒸溜所の住所は大阪府!)


「山崎合戦」としても有名な山崎という土地は、歴史の中で水陸の要衝だったそう。
そんな山崎と淀川を通じて重要な地点だったのが、“淀”であった。


淀の再開を待つ男

これがもうひとつ、書きたかったことだ。
というよりも、
ウイスキーからの連想で山崎、そしてその山崎に近いよね淀って!という連想ゲームで、謎にウイスキーの話をダラダラした次第である。

本当は淀→山崎近いよね→ウイスキーという逆連想だったのだが、これは秘密にしておこう。


豊臣秀吉や徳川家康とも繋がりの強い淀という地。山崎も淀も教科書で聞くような場所だから、やはり京都の歴史深さを痛感する。

競馬界においても淀は重要な場所である。

数々の名勝負が繰り広げられた京都競馬場。

僕が初めて行った競馬場も、紛れもなく淀であった。


2020年11月から大改修にはいった淀もいよいよ、再開の日が迫ってきた。その大改修直前に、デアリングタクト(非)を現地で見たことはずっと忘れない。

もちろんそれだけではない。
朝一から行って財布をスッカラカンにした思い出、昼から行ってスッカラカンにした思い出、メインレースだけ行ってスッカラカンにした思い出。

新スタンドの一部は僕の血と涙で出来ていると言っても過言ではないだろう(過言)。

馬券の面ではあまり良き思い出のない場所ではあるが、今もお付き合いさせていただいている一口の友人と初めて出会ったのも京都競馬場であった。

ウイスキーの熟成に時間がかかるように、競馬場の改修には時間がかかる。

しかし、その時間があるからこそ、味わい深い再開になることは間違いないだろう。


最後に

もし、最後まで読んでいただいた方がいたとしたら、意味の分からない文章を…と申し訳ない気持ちに。
ウイスキーはいいぞ、競馬はいいぞ、そして淀との再会、淀での再会をどちらも楽しみに。。。

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