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特別展/中尊寺金色堂を観てきた

先日、上野のトーハクで観てきた。
恥ずかしながら、かなり大きくなるまでこの中尊寺金色堂に関して色々と間違った知識を持っており、更には実際に現地へ赴いた結果、確かに金色堂のお堂は凄いけれど見たかった仏像はレゴの人形くらいの大きさでしか見られず、あれは金色のレゴ人(れごにんと呼称)なのでは疑惑まで生み出した。(同行の家人にそれを話し続けてウザがられたのも思い出)
この間違った知識の最たるものは藤原氏のご遺体(ミイラ)である。私は本当に二十歳を大きく超えてしまって自らの世帯を持つ辺まで、山形県鶴岡市の湯殿山大日坊の真如海上人を藤原清衡だと(勝手に)思い込んでいた。
そして、現在は山内別所に移築される旧覆堂を長年の風雪で全部が剥げてしまった金色堂の現在の姿だと(これも勝手に)思い込みまくっていた。

先に書いた私の思いつきを鬱陶しいと苦笑した家人(夫)とモーターサイクル2台で東北にでも行こうか?と出かけた折に、私が中尊寺金色堂のミイラが見たい!とゴリゴリ主張して足を運んだ。
そしてそこで真実を知ったのであった。(ガガーン風の顔文字)
例の金箔剥げ散らかした金色堂は実は旧覆堂で、金色堂は新たに建造された近代的な覆堂の中にあり、何重にもガラスで覆われ管理されていることや、藤原氏のミイラは非公開(当たり前だ!埋葬されたご遺体なだから!)で、しかも即身仏でも無い事が次々と判明した。しかし須弥壇が遠くて仏像はレゴ人だった。(号泣の顔文字

そんな様々に思い出深い中尊寺金色堂の仏像を間近に見られるとなれば行かないはずがない。
展示室内は撮影禁止なので仏像は本当に舐める様に全方位から何度も何度も見つめ、唯一撮影可能だった金色堂模型をしっかりと観察しながら撮影した。

流石に扉は塗装だったけど四方の壁は金箔貼りだった!

特別展は本館一階の5室なので展示の点数は少なく、言ってしまうと今回の目玉だと何度も紹介記事などで謳っていた「8Kで再現される金色堂映像」はちょっと想像とは違ってた。
凄かったけどね。
映像技術の進化はすごいけどね。

4月14日までの会期なので興味あれば行かれたら良いと思う。
特に、中央須弥壇上の阿弥陀三尊と六地蔵と二天が全部来てるのを、穴の開くくらい見られる機会はそうそうないのでかなり強めにオススメする。

今回は焼き物だった

トーハクいかれる方はご存知の、窓口で発券される入場チケット。
常設でも特別展でもデザインは同じで、絵柄(画像)が収蔵される物なのだが全部で何種類の絵柄なのか知りたくてずっと集めてる。
まだ「見返り美人」は出てない。
「トーハクチケットガチャ」と呼んで一人で楽しんでいる。
個人的にこのガチャのSSRは高橋由一の「鮭」だったりする(笑