物欲と経済の狭間 ⑥

 羨ましがってしまう。
 お返しの品物。こちらからのお返し。
 初めは商品券も考えたのだけど、もらって一番嬉しいモノだけれど芸がない。と、変更。早めにお返ししなくては、と思いつつ、お渡しするものを選ぶのも、気合が入ってしまう。
 お菓子にしようかなぁ、と、実店舗やらネットやらをうろちょろ、消え物がいいよねえ、とこれまた実店舗やらネットやらをうろちょろ。
 しているうちに、天啓。
 ぴこーん と、ふるさと納税がいいでないかい、と、閃く。が、色々調べた結果、年収低すぎて、全然バックがない。この、ふるさと納税品の楽しいお品物選びから、一転の、ふるさと納税の自学並びに撤退の時間が、また、かかりすぎ。そして、自分はふるさと納税を有効利用できる年収のヒトじゃないとわかって、凹み過ぎ。ここから、立ち直って、またお返し探し始めるのに、エネルギー取り過ぎ。だって悲しみを払拭するには、糖分と脂肪が必要ですモノ。だからわたしは太り過ぎ。ほっといて。
 最終的に、〈食〉へのヨクボウに引き摺られて、〈海宝漬け〉買いました。画像撮っておけばよかった。ネットから引っ張っていいのかわからなくて、小心者だから画像載せられない。とにかく、あの、有名なご飯の友、三陸の美味いもん、〈海宝漬け〉ですよ。一度は食べてみたいです。食べてみたいと思ってたんです。思ってます。
 ワタクシの日常ではお高くて、ご飯の友にできない。食べたとないのに、食べたいものをお返しに選んでしまった。 
 今頃、ご飯の友にしてらっしゃるかしら。
 いいな。 
 〈海宝漬け〉のお返し、羨ましい。

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