覚え書き(17)魔
好事魔多し。
不運時には魔だらけ。
うっかり忘れ物をして、慌てて取りに戻る。自分で慌てているのがわかるから、こんな時は落ち着いて、落ち着いて、って自分に言い聞かせる。
歩きではなく、スクータを足にして、忘れ物を取りに行こうとしてる。
こんな時に何かが起きるのは馬鹿らしいから、落ち着いて、ゆっくり、と、そろそろスクーターを発進させようとしたら、そんなに車通りのない道のギリギリのところを通っていくクルマあり。びっくりして、ブレーキ握る手の力が入らなくて、ズリズリって、スクーター危ない方向に動いた。
ひえ、ってなった。
クルマも避けてくれてし、結局何もなくてよかったんだけどね。
その後は、ひえ、は、お腹に収めて、ゆっくり運転して、事故なく忘れ物回収できました。
でも、こんなに、こんなに、慎重に、って自分で思ってたのに、思ったさまから、危険と紙一重だなんて。悪い時には悪いことが重なる、っていうのが、頭にグルグル浮かんだ。
結局好事であろうが不運であろうが、多かれ少なかれ魔は口を開けて待ち構えてるってことですね。
悪いことと悪いことの間を、うまくすり抜けて暮らしていけますように。
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