オンライン無観客配信ライブの時代がやってきた
世間では、どうやら早くも新型コロナウイルスの第2波が来たような気配ですね。
そうなると、当面、また観客を入れてのライブというのは、難しそうです。
ここのところ、様々なアーティストがオンライン無観客配信ライブをやり始めています。
最も大きな話題となったのは、6月25日のサザンオールスターズ特別ライブでしょう。
何と横浜アリーナで開催し、8つのメディアから同時配信という大がかりなライブ。
有料配信ながら18万人分のチケットが売れたそうで、6億5000万円以上を売り上げたと話題になってます。
私は、まずは無料配信ライブから体験してみたい、と思い、大きな話題となっていたレペゼン地球のYouTubeライブを視聴しました。
レペゼン地球の無観客ライブしか勝たん!
レペゼン地球は、福岡県出身の音楽グループ。チャゲアスの後輩になりますね。
DJ集団としての活動をメインにしながら、ロックやポップスなども幅広くこなします。
しかも、破天荒なYouTuberとしての活動も有名で、2020年7月現在、236万人の登録者を抱える人気者です。
当ブログでは、以前「令和」という楽曲を紹介させていただいています。
今回の無観客ライブは、有名YouTuberラファエルのプロデュースにより、開催となりました。
前座を雨上がり決死隊の宮迫博之さんが務めて一気に盛り上がり、ライブ本編も、20万人以上が同時視聴するという驚異的な記録を残しました。
レペゼン地球は、DJ社長が宮迫さんに楽曲提供をしていて、この日の前座で披露した「雨あがり」は、既に100万回再生を突破している名曲です。
「雨あがり」宮迫博之
レペゼン地球の無観客ライブを観ていて、同時視聴の多さにも驚きましたが、スーパーチャット(スパチャ)と呼ばれる投げ銭の多さにも驚きました。
ライブ中、途切れることなくスパチャが次々と投げられていて、累積したら億単位の投げ銭が入ったのではないでしょうか。
3割は、YouTubeの手数料として徴収されるようですが、それでも1ライブとしては破格の収益があったと思われます。
ファンの多いアーティストは、このスタイルでずっと活動していけそうです。
これからの時代、SNSでファンを増やすことが最も重要となっていきますね。
7月14日には、Chageさんが無観客配信ライブ『 川島ケイジの「君のために歌いマホ」 Special Stage with Chage 第2弾』に出演されました。
リアルタイムでは視聴できなかったのですが、Chageさんのステージは、アーカイブ視聴で何とか観ることができました。
この出演をきっかけに、9月5日にはChage配信ライブ開催が決まりました。全貌はまだ発表されていませんが、楽しみですね。
紙飛行機の代わりに投げ銭が乱れ飛ぶのでしょうか。
7月19日には、小倉悠吾さんがロームシアター京都メインホールで開催したYouTube配信ライブをリアルタイムで視聴しました。
小倉悠吾さんのブログ記事『ライブ配信週間!!!!』
小倉さんと言えば、ASKAさんのFellows作詞作曲企画でお馴染み。シンガーソングライターとしての実力は、ASKAさんも認めておられます。
小倉悠吾「全てが崩れ去った後に」(オフィシャル・MV)
Music Office Cloud(小倉悠吾さんのYouTubeチャンネル)
配信ライブでは、オリジナル曲とともに、チャゲアスの楽曲も披露してくれて、とても楽しめました。
そして、初めてスパチャもやってみました。ネットショッピングみたいに手軽にできるんですね。
スパチャすると、小倉さん本人にもすぐ見えるし、同時視聴しているファンの方々もすぐ見られる。
私のブログのことを話題にしてくれた方々がいらっしゃって、驚きました。
しかし、ライブを観ながら、リアルタイムでチャットをするのに全く慣れてなくて、ご返信もできず、申し訳ございませんでした。
これからの時代、自宅でライブを視聴しながら、同時視聴するファンの方々とスーパーチャットのような機能で盛り上がるのが主流になるんでしょうね。
こういう投げ銭の機能を見ていると、昔よく見た歌謡ショーや大道芸なんかを思い出します。
観客が舞台に向かっておひねりや投げ銭をして、演者を応援する、といった伝統的な文化への回帰を感じます。
有料配信にして、今までのチケットと同様に観客全員平等に金額負担をさせるやり方と、無料配信にして、観客が自らの資金力や満足度で自己申告の金額負担をするやり方。
どこか、性悪説と性善説の相違のような二極化になっていますが、どちらの文化が根付いていくのか、注目していきたいですね。
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