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世界への前奏曲のような、小さな音楽たち。

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クラシックを中心に、ちいさくて素敵な曲を少しずつ紹介します。
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#孤独

《孤独なシュプール》 世界への前奏曲のような、小さな音楽たち。Part.10

このまえ、「孤独なシュプール」という曲を書いた。 この曲のイメージのみなもとになったのは、フィンランドの作曲家シベリウスが書いた同名の作品。 同名というか、わたしが勝手にあやかって、オマージュを込めて、同じ題名の曲を作ったということなのだけれど。 シベリウスは、とっても長生きした。 1865年に生まれて、1957年に亡くなった。91歳。 わたしの大好きなおじいちゃんだ。 わたしは、シベリウスの作品に漂う静謐さが好きで、ピアノなどの小さな作品をよく聴いていた。

世界への前奏曲のような、小さな音楽たち。Part.9 秋の透明な孤独。

ひとりでいることがけっこう好きです。 なんていうのかな、ひとりで本読んだり、音楽を聞いたりするときって、いい時間だと思うのね。 その孤独感は、さみしい!かまって!みたいな気持ちとはちょっと違って、なんだかこう、あたたかい孤独感。世界が満ちてくるような孤独感。 あーぜんぜんうまく言えない…。たぶん、わかる人いてくれると思うんだけど、どうかな。 というか、みんなひとりの時間って好きなんじゃないかな。 何をしてその時間を過ごすかは、ひとそれぞれだと思うけど。 * 秋になると