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ポンコツ伊武さんのこれまでのヴィジュアルまとめ。

 さて、先日お知らせしました中国版の『機巧のイヴ』ですが、表紙はこんな感じになっています。

 中国版の伊武さんは、目が大きくて何だかおっとりした感じに見えますね。奥の方に見えるのは十間橋と中洲観音かな。

 伊武さんのビジュアルイメージは、おそらく読者の皆さんには文庫版の獅子猿さんのイラストのイメージが強いと思います。私自身も二巻あたりからは意識的に獅子猿さんの伊武のイメージに寄せて書いていますが、実は他にも何バージョンかあるので、ご紹介したいと思います。

 まずは、小説新潮にシリーズ連載していた際の岡添健介さんバージョンの伊武。

 岡添さんには現在、小説新潮で連載中の『おどろかし 戯場國の怪人』のイラストも担当していただいております。

 伊武の顔をはっきりと描いたカットはなくて、読者の想像力に委ねるような感じになっています。挿絵スペースが小さくなったりしているのは、私が依頼よりも多く書いてしまい、予定ページ数に収まらなかったからです。本当にすみません。

 続けて、単行本版の伊武さん。

 実写版の伊武さんですね。単行本のこの装丁も、結構気に入っているんですが、このモデルさんがどなたなのかは私は存じません。

 そしてお馴染みの獅子猿さんのバージョン。

 文庫の表紙だけでなく、yomyomでの連載時の挿絵も担当していただきました。特にお気に入りだったのは、この、「はいからさんが通る」風の伊武さん。三巻表紙よりも可愛らしい感じになっています。

 ちなみに「如洲望郷篇」っていうのは、「帝都浪漫篇」の連載時の仮タイトルです。

 他にも、連載時に獅子猿さんの手によってビジュアル化されているのは、二巻の登場人物ではジョー・ヒュウガ、フェルさん、マードック、スリーパーさんなど。三巻ではナオミちゃん、林田、八十吉などです。いずれもイメージ通りというかイメージ以上の素晴らしい仕上がりなんですが、ここで紹介できないのが本当に残念。いずれ画集とか出たら速攻で買うんですけどね。

 次は、英訳版の表紙の伊武さん。

 何だか椎名林檎っぽくなっていますね。もっとオリエンタルムードを前面に出した表紙になるのかと思っていましたが、これはこれでアリかも。

 まあ、書いている私の頭の中では、獅子猿さんの伊武でイメージ固定しているんですが、今後もいろんなバージョンの伊武が誕生すると面白いかな~とは思っています。

 アニメ化しねーかなー(心の叫び)。


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