マガジンのカバー画像

専門医資格の取得と更新

18
運営しているクリエイター

2019年5月の記事一覧

医者は何をするために時間をつかうか

日々出会う患者さんをしっかり診察することは、 専門医試験の勉強にもなる。その意見には異論はない。 ただしそれだけで専門医試験を受験をするのは心もとない。 結局はプライベートな時間に、試験の準備をするしかない。 私は3つの方法を体調にあわせていつも試している。 1. 起床時間を1時間早くして勉強 2. 帰宅して夕飯身支度、いろいろしてから22時~1時まで勉強 3. 帰宅できるときは早く帰って、週1~2日は19時~数時間気の済むまでディープに学ぶ 3. ができると、

内科学会の参勤交代制度

専門医資格は年会費と、数年に1回の更新料を払うだけではなく 指定された街に出向き、指定された講演に顔を出す = 参加単位を得る これをやらないと、維持できない。 この「指定された街に出向き」というのがくせ者だ。私たちの業界では、それを参勤交代制度という。 このイベント、毎年時期が悪い。 今年はGW 10連休とぶつけてきた。 強気だ。誠意を見せろといわんばかり。 航空券、宿代が高すぎだ… 1回出席して参加単位15単位を得るために、15万円かけた先輩もいた。 田舎

内科学会以外の学会で参加単位を申請するとき、上限は25単位まで。

総合内科専門医を更新するためは「認定内科医 25単位」と「総合内科専門医 50単位」の両方を獲得しなければならない。 つまり資格の更新のための必要最低の単位数は75単位だ。 更新料は5,000円。 ほかの医師資格の更新料とくらべて破格の安さ!さすが、会員数が多いだけある。 ここで、注意点がひとつある。 【日本内科学会主催企画以外の学会の参加で単位申請する場合、上限が25単位と決まっている。】 と更新規約に明記されている。 これがかなり厳しい規定とお気づきだろうか。