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ヒトの世界もイヌの世界も分断されていないしするべきではない。

前回の記事から見てもらえるヒトはわかってくれていると思うのだけれどぼくの「推し」ことsoarさんの活動説明会に参加させていただきました。(ワーイ)



↓前回記事参照↓


最近ぼくのTwitterのTLに現れる頻度が上がったsoarさん。以前からぼくのことをフォローしていただいている方には少し不思議に映っているかもしれないね。





イヌのシャンプーのことやトレーニングのこと、まあ少しはヒト寄りのことをつぶやいていたりしていたけれど、社会的マイノリティに属することなどほとんど発信していなかったのだから。とはいえ少しはいい意味で違和感を持って見てくれていたらいいなと思う。



ぼくがペット業界にいながらなぜヒトの分野である「soarさん」や「りたりこ研究所OPEN LABさん」を推しているかというと一言で言えば「勉強のため」でもあります。一番の理由は単純に好きだからっていうのは言うまでもなよね。




まだあまりよくわかっていない方にsoarさんを、とても端的に説明すると社会的にいきづらさを感じてしまう人々の情報のセーフティーネットです。



※ここからはぼくのフォロワーさんの属性寄りに進めます。



「社会的にいきづらさを感じてしまう人々」これをペット業界に置き換えてみるとどうだろう。いわゆる「マイノリティ」に属するポジションはどこだろうか。






そう。保護犬や保護猫の問題。殺処分について・・・。










だけじゃない。




社会全体から見たらイヌをとりまくすべてのことがマイノリティなんだよね。トリミングという行為もマイノリティだし、トリマーっていう仕事そのものがマイノリティだ。今日だって「トリマーの仕事してる人にはじめて会いました」っていうくらいトリマー人口が少ない。



いつもは同じような仕事をしている人同士でしか会ってないから忘れていたのかもしれない。かなりの少数派だってことを。



今、ぼくはイヌに関わる全てのカテゴリーがマジョリティ(多数派)になることは「ない」と思っているのだけれどこれを読んでいる人達はどうだろうか。



いや、わかりきってるよね・・・わかりきってただろ。



現実問題としてイヌに関わる全てのヒトは程度の差こそあれ「生きづらさを感じて生きている」と言えないだろうか。



これは職業人だけじゃなくて、普通にイヌをパートナーとして生きている人々すべての話しだ。



日々生み出されている先天性疾患のコーギー。膝蓋骨の弱いプードル。水頭症のチワワ。胃捻転になる大型犬。首輪をすり抜けて迷子になる柴。毎日どこかで捨てられるイヌたち。車に置き去りにされて熱中症になるイヌ。散歩で他人の敷地にうんこを残すヒトたち。散歩していたら突然知らないヒトがイヌを触りにくる現象。スーパーの前にイヌを繋いで買い物をするヒト。ワクチンを打ったその日にシャンプーに連れてくるヒト。ワクチン打たずに平気で子供と接触させるヒト。イヌがノミだらけでも放置するヒト。闘犬の問題。




情報が届けられるべきヒトにきちんと届いていれば不幸な出来事は確実に減るんじゃないだろうか。情報が届けられるべきヒトにきちんと届いていれば今暗い顔をしながらイヌと暮らしているヒトを笑顔にできるんじゃないだろうか。情報が届けられるべきヒトにきちんと届いていれば明日捨てられるイヌが捨てられない未来が作れたんじゃないだろうか。




現状ぼくがよく聞くことで、イヌに関して直面している困難に対しての課題解決策として、提示される言葉は「ドイツでは」「欧米では」というものだったり、実際にあちら側で活動されている方々の「日本もこうしろ」という圧力だったりがあると思います。




・・・一度きちんと立ち止まって考えてみないかな。





それって本当に海外と同じでいいの?





国土の広さも違う、一世帯あたりの収入も違う、ヒトの思想も違う、流行っている犬種も違う、食べているモノも違う、気候も違う。違うものだらけじゃないの?なんで同じことできると思ってるの?同じことしようとしたら誰が無理しないといけないの?それって続けられるの?



基本的には今まではずっとずっと海外の模倣をすることによって発展をしてきた業界だとは思うのだけれど、ここからはもう自分たちのやり方で進んでいくターンなんじゃないの?もう真似してるだけじゃだめだって気づいてるでしょ?今この瞬間、目の前では何が本当に必要なのかちゃんと自分たちの頭で考えないか?




っていうぼくの中での問いが大きくなって。だから海外のペット事情ではなくて国内のいちばんすてきで、ペット業界に楔を打ち込めるような運営方針のチームをリサーチしたくなったんだ。ただこれも全部をそのまま真似るわけじゃなく「きちんと知って」それを一度抽象化してペット業界にあてはめて考えて、角度と方位を見定めながら実行していくしかないかなとは思う。





こういうことを言うと「それは理想論だ」とか「そんなのじゃ金がなくなって食えなくなる」だの言われたりするのだけれど「そがんこたぁわかっとるけん。じゃけど理想がねぇと世の中かえられんってゆうとるんじゃろうが!(岡山弁)」くらいの気概を持っていきます。




そんなぼくが今回の説明会で1番印象に残ったのは、工藤さんの言葉で「誰かに決められたことじゃなくて、自分が決めたことで誰かの力になる。」というフレーズでした。

そんなわけでsoarさんの活動説明会にきたわけですっ!!!(ババーーン)




2週間前にお会いしたばかりのやん(鈴木)さんに会える・・・ッ!!!っていう気持ちを抑えに抑えて、今回はたくさんのsoarとはを持って帰るのが目的。




まずは困難を抱える人っていうのは日本にどのくらいいるのだろう?というお話しがありました。


・障碍者→25人に1人
・貧困→6人に1人
・うつ→15人に1人
・LGBT→13人に1人


こと貧困に関しては基準が明確ではないのだけれど、ぼくの世界では「トリマーで一人暮らし」という二つの条件を満たすともれなく「貧困」枠に入ってしまうのではないかと思っている。ともすればsoarさんの活動にもトリマーももっと関心を持ってみてもいいんじゃないかな。きみがこの枠に入っているならイヌの未来を心配してる場合じゃない。まずは自分の心配をしたほうがいい。




上記の数字からわかるのは、誰でも生きていく上で様々な困難にぶち当たるのはとても簡単だということ。いつ、だれが、どのタイミングでそれに遭遇するかは運ゲーで、誰の身にも起こりうるし、身近な人がそうなる可能性がもちろんある。ぼくにももちろんある。笑いながらこれを読んでいるキミにもどれかに当たる可能性はある。





やんさんの言葉を借りれば「困難のあるひとも、ないひとも、地続きでつながっている」ということだ。そして代表の工藤さんは


そうなる前に、そうなってしまったとしても、soarを見ればそこに情報がある。そういう場所にしたい。


とおっしゃられていました。困難に出会ったときに「情報がない」ということがどれほど不安なことなのか、「サポートを受けたいけど、どこに情報があるのかがわからない」ということがどれほ不安を膨らませることになるのかを知ることができました。





そして出会ってしまった困難の名前をインターネットで検索すれば、その状態や症状について、そしてその後どうなっていくのかを知ることはできる。だけどそれは「見てつらくなる情報」だったり「無機質な情報」で、救いがないことがあるのだとも。


気分が落ち込みがちになる情報や、淡々と症状のみを書かれた無機質な情報は世の中にあふれている。ポジティブな情報もあるはずなのに埋もれてしまう現実がそこにはあったんだ。






課題や困難だけでなく希望を伝える。
困ったときにsoarを見れば
必ずサポートに繋がるように。




これはsoarライター糸賀さんが担当された難病・遠位型ミオパチー患者の織田さんを取材した記事なのですが、お恥ずかしいことに今日はじめて聞いた病名でした。いつだれがどういう理由で発症するのかもわかっていない病気で、だんだんと筋肉が動かなくなり最終的には自分の意志で動けなくなり、寝たきりになるという難病だそうです。





いずれ自分が動けなくなることを知っている人に、いずれ自分に他人より早い死が訪れるかもしれない人に僕は取材ができるだろうか。ナイーブな内容で、読んだ人が前を向けるような記事が書けるだろうか。そんなことを思いながら聞いていました。





ぼくにはきっとまだデリケートな取材や、記事のライティングも編集も難しいと思う。だけどペット業界ではこういった発信はしていきたいと思っています。今回登壇された糸賀さん、鈴木さん、工藤さんのお話しの中にとても大切なことがちりばめられていました。





・本当に必要な情報だけを届けるために、企業等の広告記事を行わない
・美しいデザインで読んでいただくため、バナー広告の掲載をしない
・困難がある人が無料で、すぐに情報を読めるよう、限られた有料会員の方だけが閲覧できる仕組みは導入しない


誰かを悪者にしない。
他人を責めない。
自分も責めない。






「取材をした人の人生そのものを肯定する。」





とてもやさしい空間でした。





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余談ですが途中で出てきた「soar tea」がめちゃくちゃおいしかった。

普段ぼく紅茶なんてオシャな飲み物のまないんですけどこれはほんとにおいしかった。絶対買う。(おいしかったしか言ってないから多分食レポ向いてない)




そんなこんなで(どんなだ?)とっても良いお話しを聞かせて頂けて、おいしい紅茶も飲めて大満足。



しかし、まだぼくは皆さまに伝えないといけないことがあります。soarさんの活動説明会の一番の推しポイント・・・それは。。。。







活動説明会に行った方たちと仲良しになれる




これどういうことかといいますと、始めと終わりに周りの聴講者さんたちと自己紹介とか内容のアウトプットの時間をとってくれていて、おしゃべりができる時間があるんです!これ、本当に素敵だなと思いました!


そう、運がよければ工藤さんと直接お話しできたりします。ラッキーマンのぼくはもちろんこのグループにいました。とはいえぼくは工藤さんと鈴木さんは二度目ましてなので、あまり今回は絡まずにほかのかたとたくさん話してほしいな~~~と思っていたので多分控えめだったはず。




お話しをさせていただいた同じグループには理学療法士からお仕事を変えて、障碍者雇用継続支援をしているというお話しを伺えたりしました。なんか横文字のなんだったかわすれ・・・


・・・忘れてもいいのだ。また会えるのだから。

ぼくのへっぽこライティングの技術向上のために同じグループだった別の方に教えていただく約束をしました!わーい!




基本的に興味関心ごとが同じ方向を向いているので誰と話しても楽しい!タイムリーに深津さんがツイートしてたのだけれど多分こういうことだと思います。

修正パッチがリリースされていないのならこのチート機能はもっと使うべき!




と、いうことでまとめます。




soarさんの活動説明会は行かなくても、前回のクラウドファンディングで集まったお金で、これからサイトのリニューアルをしていくから外に出られなくても家で十分に情報を得られて、しかるべき方向に繋がっていけるようになると思います。




情報の平等性を担保できそうなやんさんの活動にも期待!!!(推し)





おうちで十分な情報が得られるようになるとはいえ、活動説明会は行ったら行ったでいいことあるのでおすすめ。新しい仲間が増えました。






いつもは苦手な人込みも、都会の空気も、今日はとっても暖かく感じました。






持ち帰るときに満員電車でちょっと折れちゃったけど大切にしよう。





このnoteはペット業界を・・・と言えば壮大すぎるのですが、少しでもいい方向にやさしくつくりかえるための大切なぼくの活動資金源となっています。


現在「いぬのしゃんぷーや」の支援者様は162名。とても助かっています。前回記事でも書いた通り、届ける場所にきちんと届くようにほぼ無料で運営していくのですが、月額1000円の応援をして頂けますと幸いです。


200名超えたらちゃんとライターさんとかに書いてもらったりカメラマンさんにも適切な対価をお支払いしてまたインタビューとかしに行きたいなぁなどと思っていたりします。


記事良かったな~~~と思っていただけたらサポートもいただけると嬉しいです。ぼくの晩ごはんがグレードアップします。

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知識や認識とは曖昧なモノだ。その現実は幻かもしれない。
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SIPPO-HAPPO株式会社 代表取締役 野間 厚志  イヌの未来をクリエイトするいぬのしゃんぷーやさんです。 現役トリマー、BOKUMO.シャンプーの企画・開発、セミナー講師、コスメコンシェルジュ、日本獣医生命科学大学学部研究生。 仕事依頼の前にプロフィールをご確認ください。
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