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パソコンかつ無料のソフトと素材で作る小説同人誌

前提:当記事は小説同人誌を出したい!PCはある!でもofficeはもちろんフォトショなんて入ってない!スマホ?タブレット?打ちにくいから嫌です……という私のような人間に向けた小説同人誌の作成記事です

私自身は最初のうちWordで作っていましたがPCを乗り換えた際に諸々けちった結果Officeもねえ!SDカードリーダーもねえ!ディスクドライブもねえ!本体性能だけはいい!というPCを手に入れました、けちりすぎましたね

前提2:そもそも私も同人誌作成のプロだぜ……と言える程作ってはいません、特に画像や印刷関連の知識なんてあやふやです、ご了承の上でお読みください

①必要なもの
・インターネットにつながったPC(私の場合はWin11、macはいじったことないのでわからないけどmacでも何とかなるはず)
・やる気
・印刷代金(印刷所、サイズ、ページ数、部数、仕様によって大きく異なります。このへんはご自身の印刷事情に合わせて検索したり見積もりしてみたりしてください)

②本文を用意する
まず本文がなければ始まらないので、完成させた本文を用意してください

執筆ソフトはなんでもいいです
Windowsならそれこそデフォルトでついているメモ帳でもいいですし、フリーのテキストエディタを探してもいいですし、Googleドキュメントでもいいです
執筆の段階から縦書きで雰囲気を掴みたい!ということであれば、tateditorやMeryあたりが縦書きのできるフリーソフトとして有名です

tateditor→
https://www.cc4966.net/

Mery→
https://www.haijin-boys.com/

ちなみに無料版officeのwordでは縦書きはできません

③サイズや印刷所を決める
小説同人誌でよく見かけるサイズはA5、A6(文庫)、たまにB6(新書)あたりです
当然ながらA6サイズは1ページあたりに入る文字数が少なく、その分ページ数が増すので印刷費がかかります
このあたりは作成者本人のこだわりにもよってくるので、何とも言えませんが、文字数が8万字を越すor安く出したいということであればA5サイズ、本文が4万字以下かどうしても文庫がいい!ということであればA6サイズかなぁ、と思います
B6はあまり見かけない&作ったことのないサイズなのでどうなのかな……?ぜひB6サイズ推しの方の意見を聞きたいです

サイズを決めたら次に印刷所を決めます
この印刷所がめっっっちゃくちゃに多いので、選ぶのに苦労します、私もしてます

個人的に使った中だと
・スターブックスさん(見積もりだけだと高!?てなるかもしれませんが早割制度があり、早くに入稿すればする程安くなります、早めに入稿できる方ならおすすめ)

・おたクラブさん(価格が安いけれど納期が早いし特殊紙等の取り扱いも豊富、なおかつ少部数から印刷可能です)

・しまや出版さん(私は使ったことはありませんが、文字書き用の原稿作成ガイドがあったり、表紙のセミオーダーができたり、とにかく対応が優しく、初心者にもかなり丁寧だと聞いたことがあります)

他にも印刷所はいっぱいありますので、Twitterでハッシュタグ「#文字書きがオススメする印刷所さん」で検索してみたり、手持ちの小説同人誌を開いて奥付を見たり、既に小説本を出したことがあるフォロワーさんに聞いてみたり……といろいろ参考にしてみてください

④本文と奥付データを作成する
縦書きの同人誌と横書きのWeb小説だと見栄えが違うので、ちょっと本文を見直したりするといいかもしれません
たとえば
・段落の字下げ
・行間を開けすぎない
・数字は漢数字にする
などです

その他、基本的な文章作法は以下のページなど参考にしてみてください
https://bunsyousahou.com/sahou/kihon/

それで、Wordも一太郎もInDesign(すべて有料ソフト)もない状況でどうやって製本用データを作成するかと言うと

②の本文を用意するで先述した tateditor または初出の 威沙 です

威沙→ http://tokimi.sylphid.jp/

それぞれのソフトの特徴として

・tateditorは縦書きでの執筆に特化したテキストエディタでPDF化機能はわりとおまけっぽい感じがあります、ソフト上のページ数とPDF化した際のページ数が合わないこともあります、PDF化の際、理想の設定にするのが結構難しいイメージ

・威沙は執筆機能のない組版ソフトです、テキストファイルを読み込ませるとPDFまたはTNFファイルに変換してくれます

威沙に関しては、私もまだ使ったことがないためうまく説明できない、というか既に丁寧に説明したサイトやページが複数あるため、そちらを紹介致します
→ https://albalunaweb.net/knowhow/7070.html
→ https://north.undo.jp/izuna/izuna_index.html

⑤表紙データを作る
この項目に関してはふたば様の
https://note.com/053339961/n/na58de5583893?magazine_key=m42f9031f321a
こちらのnoteを全体的に参考にさせて頂いております

また表紙と仕様に関してはどちらが先でも構いません
表紙に合わせて仕様を決めたり、仕様に合わせて表紙を決めたり、どちらでも自分の好きなように作るのが1番です

⑥仕様を決める
出す同人誌の仕様を決めます
順番があとの方になってしまっていますが「この加工・セット・フェアを使いたいから、この印刷所にしよう」という感じで先に決めておいても全く構いません

⑦入稿する
いよいよ入稿です
使う印刷所のサイトをよく読んで入稿しましょう

⑧イベントに出たり、通販をしたり、通販委託したりする
イベントを探してサークル参加申込みしたり、Booth等で通販したり、とらのあな等に委託したりなどして出来た同人誌を世に出しましょう

⑨無料素材に関して
無料素材を使う際は、まず原則として
・規約をよく読む
・規約に従う
ことが重要です
最も多いパターンが「規約でアダルトコンテンツへの使用禁止されている」なのですが、私は個人的にはこれはR-18同人誌への使用も禁止だと捉えています

無料素材はPixivやグーグル検索で探すことが多いですが、まず規則を確認しましょう

※この記事は今後、加筆修正される可能性があります

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