普段僕が精神科医に出しているメモ

僕は自閉症スペクトラムの診断で精神科に通っている。大抵は前回の通院から症状やなんやら変わったことを話すのだが、僕は口下手で伝えたいことの半分も伝わらずに終わってしまう。そういうわけで僕はいつからかWordでA4のメモ─というより報告書に近しい─を作り渡すことにしている。医者も読むのは大変かもしれないが、口下手な自分の話をテキトーに聞くよりはマシだと思いこむことにしている。要らなそうな話は言及せずスルーしてもらえるので取捨選択の観点でも個人的には助かっている。
以下の文章はその例である。(薬剤名をぼかしているのはちょっとしたキッカケで薬物乱用を始める人を減らすための配慮としてご容赦いただきたい)


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20XX年n月~m月 (本名)

【服薬について】
・眠剤A、Bは週に半分以上はよく眠れて寝起きもスッキリしているため今月もあると助かる。
・また、眠剤A、Bと同じ時間に服用している抗うつ剤Cに関しては効いているのかがわからないが副作用も特にないため減薬の辛さを考えるとあったほうが良いと感じている。
・一方で、頓服の眠剤Dについては使う機会が2回程度しかなく、翌日に眠気が持ち越すこともあったため家にまだ多く余っている。恐らく来月までに使い切ることもないと思うので今月の処方は不要に思う。
・頓服の抗不安薬Eについては、たまに行く公共施設での用事やちょっとした仕事など人と関わることに大きく役立っており、個人的にはあって助かるものと感じているので処方を継続してくださると嬉しい。

【生活について】
・生活リズム(起床時間、睡眠時間)はバラバラであったが、精神的に安定している日が多かった。
・ただし、人に遊びに誘われると高確率で数日寝込んでしまうので人とまだ関わる時期ではないとも考えている。
・同じく福祉の予定を生活リズムのバラバラさとプライベートの予定でキャンセルすることがあり、罪悪感を強く感じた。
・生活リズムについては下記の画像参照。

(この辺りに1ヶ月分くらいの睡眠日誌の画像を貼り付けてある)

【その他】
・仕事には前回の通院から一度行った程度でほとんどを家で過ごしている。
・(福祉サービス)の更新期限が迫ってきたため、お手数ながら(福祉サービス)の診断書を書いていただきたい。
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実際、医者に迷惑患者だと思われているかもしれないが、自分が薬にやや詳しいことはバレているので多少踏み込んだ話をメモに書いて渡している。
もちろんしっかり読んでくれるとは思っておらず、斜め読みされるものだと思っているが、口で説明しようと思うと2つほどで診察が終わってしまうので個人的には合理的だと感じている。
重ね重ね言うが、医者サイドがどう思っているかについては全くのブラックボックスなので少々緊張感が走るところである。

なお、今日は通院の日なので現在このような戯言文章を持って病院へ向かっている。

金に余裕のある人類からはいくらでもほしいけど金のない人は無理しちゃいけないよ