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【犬がフワフワ】ピクミン4の感想

そうだそうだ!

犬ゲーです。
かわいいオッチンに、ライバルのこれまたかわいいモスをはじめ登場人物の名前も全部犬。お宝にも犬、思想が強いです。任天堂内で犬愛好家が権力を握り独裁を敷いているとしか考えられません。
ここまで犬でいいの!?心配だ…。(嘘です、助かります)

実写の犬も出演

好きなシリーズの新キャラや追加要素って、
「フ〜ン、オッチン、ねえ…?ま、どの程度の実力か見せてもらおうじゃないの」と斜めに構えてしまいがちな天邪鬼でも、(3でモロにそれを発揮してしまった)

フワフワのケツ!堪らんでショ!

う〜んかわいい。なんかもう最初の頃からいた気がしてくる。

犬ファーストの世界観なので犬がかわいそうな目に遭わない。


シリーズお馴染みの敵キャラ「チャッピー」の呼称の由来が、主人公オリマーが飼ってる犬の名前、という設定も好きだったな。
強化していくと、オッチン単騎で大抵の敵は強引に突破できるようになる。可愛くて強いだなんて…。もはやピクミン4だけど、半分くらい「オッチン1」だ。

敵を睨みつけるオッチン。自覚のある精悍な顔つき

今作はシリーズ初、キャラメイク搭載!どれもいい〜。
私のキャラは「冴えない平社員からレスキュー隊員に大抜擢されたおじさんルーキー(という脳内設定)」ドーナッツ隊員です。

寡黙で冗談の通じない男、ドーナッツ



BGMが全体的になんとなく「switch感(おい森、ブレワイの流派というか…)」があってオシャレ。

今作での活動拠点は人間の生活圏に近づいているからか、私がシリーズに対して勝手に感じて愛していた、殺伐さ、自然の厳しさ、生々しさ、不気味さ、狂気じみた生命の躍動、みたいな印象は若干薄っているように思う。

ただそのおかげか、ゲームを起動するのになんとなく気が重くなる(おそらく「こわいなあ〜」からくるもの)あの一瞬がなく、気軽に遊べるのはとても良い。

………………。
本当に………?

夜の探索、BGMもヤバい。


いやめちゃめちゃ怖いんですけど…

1の裏ボス「ドドロ」のたまごことドドたま、あちこちで大量発生している。ミウリンの生態に何が…


まあ、夜の探索は遊ばなくてもクリアできるみたいだし…。
ねっ?ねっ?怖くないでしょ?

茂みに身を隠して虎視眈々と獲物(私です)を狙うチャッピー。
風邪引いた時に見る夢!?

表向き初心者歓迎&人間フレンドリーに擬態したピクミン4、随所に安定の殺伐&狂気が垣間見えて嬉しいです。

「例のアイツ」も健在。BGMでカモフラージュしやがって…。確信犯!!


というかここの歩き回ってるチャッピー&コチャッピーの群れって、コッパチャッピーたんですよね…?

そして相変わらず、辺り一面の敵を倒し尽くし静まり返ったフィールドをみていると、人間(?)のエゴで自然に介入しめちゃくちゃにしたことへの罪悪感が湧く。
一番怖いのは人間の欲望なんだよな〜のオチってなかなか好きだ。

オッチンに夢中になっていたけれど歴代ピクミンはもちろん、氷ピクミンも声が高くヒャーヒャー鳴いてかわいい。戦闘面ではなんでも凍らせるのが強力で、よくわからない敵にも氷を全部投げ続ければ大体倒せる。

シリーズものでの新キャラ追加に成功してると思った。比較的初期から使えて、しかも使い勝手が良いというのは、新キャラをプレイヤーが快く受け入れられるかどうかにおいての必須項目じゃない?

ヒカリピクミン、夜にだけ会える秘密の協力者ってなんかエモくていい。ちょっと恋しちゃいそう。
勝手な妄想で、あの日倒れたピクミンたちの魂の集合体が凝縮されヒカリピクミンの種として帰ってくる…なんてことを想像していたので、なんとなく健気なイメージを持っている。

同じ水場での活動がメインになりがちな青と氷の使い道がうまく差別化されているのが上手だった。
白ピクミンの加入が遅すぎてあまり一緒にいられなかったのが唯一残念。
羽ピクミン、ある日突然普通に流暢に言葉を喋りはじめそうで好き。喋る時はぼのぼのちゃんのシマリスくんみたいな感じがいいな。

羽ピクミン(通称ファンシーハエ)仕様の定期入れを使っております


シリーズが初めての人や小さい子でも楽しめるように、丁寧〜に整備をされていて、なんだかすごく感動してしまった。
難易度的にもみんながさくさく遊べるし、オッチンのおかげでピクミン不殺プレイにもかなり気軽に挑戦でき、「ピクミンかわいいけど死なせたくないし…」派も安心。
「4」からいきなり遊んでも全然問題ないのもいい。

でもやっぱり過去作メドレーが流れたり、各所にシリーズへのリスペクトとオマージュが散りばめられていて、本音を言うと順番に遊んでほしい〜!
地下洞窟とお宝の復活で、令和に「2」の正当後継者が現れたことが個人的には本当に堪らなかった。

オタクがニヤつくやつもある。

遊んでいて思ったのは、「面白いゲーム」ってこういうのをいうんだな〜ということ。グラフィックの綺麗さ、泣けるシナリオっていうのは、二の次でいいんじゃないか?
なぜならそれらは映画で代用できるから。
動かしてるだけで楽しいって事はゲームとしての大前提なんじゃないかと感じた。

任天堂ってずっとそこを忘れないというか、絶対にクリアしてくる信頼感があって…う〜んサイコー!

毎朝オッチンが「オパヨ!オパヨ!」(オパヨ:おはようの犬語)と駆け寄ってくれるムービーが差し込まれる。
人間が起きただけでこんなに喜んでくれるのか。亡くなった犬の姿と重なり、ムービーが流れるたびにちょっと涙ぐんでしまった。
太古の昔から人間に寄り添い、無条件で愛してくれる犬、ありがとう。

以下スクショコーナー

地下で野菜栽培に精を出すミウリン
かわいい〜!(死んじゃった…)
どこか色っぽいキノコがブリンブリンと闊歩
記憶を消してまた遊びたい。
ダンドリ…ダンドリ…もっとダンドリ…
葉っぱ人にされてダンドリを求める体になってしまった。現実世界ではマルチタスクできないのに…。責任とってDLC出せーッ!

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