拡散お願い致します。#こどもギフト 「孤育て」に救いの手を 親の「助けて」を受け止める場所をつくります

こんにちは!
前回の#こどもギフト 本当にありがとうございました!
無事ネクストゴールも達成して、里親さんたちが孤立しないための大切な場が産まれたことを嬉しく思います。

どれだけお礼を言っても足りないくらい
本当に嬉しいです。

さて、本日からまた新たなこどもギフトがスタートします。

孤立してしまい、子育ての悩みを相談できない親のために。
それはその子供の命を守るために。

相談室を作るクラウドファンディングです。

https://readyfor.jp/projects/marchfortomorrow

自立援助ホーム代表小倉さんはこう語ります。

「一度失われた親と子が関係を回復することは決して不可能ではありません。ですが、そもそも家族という関係性を解消したいと思う前の段階で、何かできることがあるのではないかという思いが日に日に大きくなっていきました。」

行政のサービスだけではこぼれ落ちてしまう人たちの助けになる大切な取り組みだと感じます。

たくさんの人に現状が伝わることがとても大切なことなので是非シェアして頂けると嬉しいです。
どうか成功しますように。

以下、小倉さんの言葉になります。

ページをご覧いただきありがとうございます。千葉県市原市にある自立援助ホーム「みんなのいえ」代表の小倉淳です。

2018年に挑戦した「自立援助ホームで暮らす若者たちに、明日への活力を届けたい」というプロジェクトでは、皆さまからの温かいご支援のおかげで入寮する10代の子どもたちの「思いっきり遊んでみたい」という夢を叶えることができました。皆さまからのご支援、本当にありがとうございました!

自分自身が世帯主となり、生計を立てている「みんなのいえ」の子どもたちにとっては、子どもらしい時間を過ごせただけではなく、自分の夢を応援してくれる人たちとの出会いや夢を実現できた自信などかけがえのないものを得られたと思います。

クラウドファンディングを行った反響はとても大きく、「みんなのいえ」に関する問い合わせや見学希望が増えたのですが、意外なことに一見すると子どもの養育に大きな困難を抱えていることが分からない、いわゆる“普通の家庭”の方からの相談を受けることが増えました。

10代の子どもを持つ親御さんから「自分の子どもとどう関わっていいか分からない」、「児童相談所に相談をしたら虐待をした親と思われそうだから誰かに話を聞いてほしい」といった相談を受けてきましたが、「子育てもできない親」というレッテルを貼られるのではないかと恐れ、誰にもSOSを出せない親御さんたちが何人もいらっしゃいます。

受け皿となる場所が必要とされていることを痛感しましたが、同時に「孤育て」をしている親御さんたちに手を差し伸べなければ、そうした親御さんの元で育てられる子どもがこの先、社会的養護の対象となってしまうかもしれないと感じ、子育てを行う親御さんのために相談室を作ることを決意しました!

前回の挑戦では、たくさんのご支援をいただきありがとうございました。

「もう一度、親に会いたい」と話す子どもは少なくありません

自立援助ホームは、虐待などを理由に家族と暮らすことができず、児童相談所の一時保護所や児童養護施設を転々としてきた15歳から20歳までの子ども達が、仕事や学校に通いながら、時間を守ったり、片付けをするといった社会で行きていくための素地を作る場です。

「みんなのいえ」の子どもたちは、中学を卒業したばかりの子どもであっても自ら生計を立て生活していますが、中には元の親御さんのところへ戻り、家族として再出発(再統合)した子どもたちもいます。

※「再統合」について:厚生労働省によると、「子どもがその保護者から虐待を受けた場合、必要に応じて子どもを保護者から一時的に引き離すことがあるが、保護者が虐待の事実と真摯に向き合い、再び子どもとともに生活できるようになる(「親子の再統合」)のであれば、それは子どもの福祉にとって最も望ましい。」とされている。

子どもたちは生活を通して社会との繋がりを体感したり、人との距離感を学び、様々な葛藤や経験を重ねていくうちに、自らの生い立ちや、親との関係性について振り返るようになります。

「今の仕事を頑張っているオレの姿を親がみたら何ていうかな?」「あの時、働きながら子育てをしていた親の大変さが今なら少しはわかるよ。」

一人一人、育ってきた環境や性格も違うので感じるものは異なりますが、親に「褒められたい」「認められたい」という想いは同じで、私たちスタッフにもう一度親に会いたいという気持ちを話してくれる子どもは少なくありません。

とはいえ、全ての子どもたちと家族が再統合に適しているか判断するには慎重さが伴います。

親と会うことが全てその子にとってプラスにはならないこと、傷つくことも考えられるけどそれでも会いたいか?という子ども本人の意志確認をした上で、児童相談所と連携、協力をしながら時間をかけて親と子の距離を確かめていきます。

10代後半の未成年の彼らは、社会人として一人立ちをするにはまだまだ幼く、経済的にも支援者が少ない中で苦しい局面が多々あります。そういった苦境の中で親と再開することや、親と共に暮らすことが可能になることは、子どもたちの将来の選択肢が増え、頼れる場所が1つ増えるきっかけになります。

一度失われた親と子が関係を回復することは決して不可能ではありません。ですが、そもそも家族という関係性を解消したいと思う前の段階で、何かできることがあるのではないかという思いが日に日に大きくなっていきました。

これまで「子ども」の支援を軸に置いていましたが、最近は「親」からSOSの声を受けることも多くなっています。

▼15歳の子を育てる親より
子どものためにと思ってこれまで必死に働いて子育てをしてきているのに、子どもは登校拒否をして、注意をすれば反発をして関係が悪くなり家出をしてしまう。そういう関係が続く中で、「子どもが可愛くない」と思うようになり、仕事から帰宅して家のドアを開ける時には気落ちが憂鬱になる。児童相談所に相談をすると、「虐待」をしている親としてみられるのがイヤ。私の話をきいてくれる人、一緒に子育てを考えてくれる人がいますぐ欲しい。

▼17歳の子を育てる親より
中学校でトラブルを起こしたことがきっかけで登校拒否、かろうじて高校には進学ができたが校内トラブルを起こし退学に...。それ以降、自宅に引き籠り、家のお金や家財を壊したり、暴力をふるってきたりするようになり児童相談所に相談をしたが、経過観察になってしまった。私の娘も、自立援助ホームに入居することは可能か相談にのってほしい。

相談を寄せてくれる方のほとんどは子育てを必死になってしている方が多く、中には単身で子育てをされている方もいます。ですが、経済的にも精神的にも疲弊をし、子どもの気持ちに寄り添うだけの余裕がない状態に追い込まれてしまうのです。

私たちのもとに寄せられる相談は、子どもを持つ親であれば誰でも感じたことがあるものばかりです。

相談者のなかには、「もう少し早く小倉さんに出会っていれば、子どもへの気持ちが違っていたかもしれない」とこぼす方もいました。私たちのできることは、結果をすぐに期待するものではなく、長い目で子どもの将来を見守り、相談や悩みを一緒になって考えていくことだと伝えるようにしています。

入居する10代の若者たちだけの家ではなく近所の方や小学生、敷居が低くて誰でも立ち寄ることができる「いえ」になって欲しいという想いで「みんなのいえ」を名付けました。

悩みや不安をどこに相談していいか分からない親や子どもたちから
広く相談を受ける 「明日へのマーチ」相談室の設立へ

最初から子どもが嫌で暴力を振い傷つけようと思ったのではなく、愛情をかけて育てようとしていたけれど思い通りにならない子育てに疲れ、イライラが積もり気持ちに余裕がなくなった状態で頼れる人もおらず・・・といった「孤育て」が虐待に繋がったケースが多いはずです。

もちろん、親御さんの中には他の相談機関や行政に相談をしようと思った方もいましたが、児童相談所を虐待への対応窓口だと認識されている場合が多く、思春期の子どもに関する悩みを相談したことがないという方に多く出会ってきました。

近所の方や親戚などにも助けを求めづらいと感じる方が多いようで、相談すると「子育てをさぼっている」、「子育てもできない親」などというレッテルを貼られるのではと思い相談できないということもあります。

私自身、子どもの頃、ご近所のおじさんやおばさんが声をかけてくれ、地域で私は育ち、心は救われていきました。みんなのいえや今回立ち上げる「明日へのマーチ」相談室も、子ども達や親にとってそういった場所でありたいと思います。

こうした方の対応を真っ先にするのは行政の仕事と考える方もいるかもしれません。ですが、実際に支援を必要とする子どもたちや親と接し、雑談のような、世間話のような、近況報告のような他愛もない話ができる距離感にいる私たちだからこそ気がつけることや受け止められることがあると考えています。

これまでは、「みんなのいえ」を運営しつつ親御さんたちの相談に個別にのってきましたが、私たちの施設ははあくまでも義務教育終了後、経済的、社会的に自立が難しい20歳未満の子どもを受け入れることを主とした児童福祉施設です。

そのため、今回の挑戦では、社会的養護の対象となるかどうかに関係なく、子どもとの向き合い方全般の悩みや不安を抱える親御さん、子ども本人から広く相談を受けるための場所として「明日へのマーチ」という相談室の設置に挑戦します。

メールや電話で連絡を取り合い、緊急的な状況であれば直接お会いしてお話を聞き状況を一緒に整理しながら何が選択としてよりよい方法なのかを探すサポートします。

多くの機関と連携して、親子のサポートをしていきます。


誰かの「助けて」に寄り添える社会へ

「みんなのいえ」を開所して4年目となりますが、巣立っていった若者は今でも遊びにきてくれます。

「ここでの暮らしがあったから人付き合いで無理せずいられるようになった」という嬉しい報告があったり、「仕事がうまくいっていなくてどうしたらいいかな?」と相談事など、どの子も色々あるけど「前を向いて生きている」ということがその表情や会話から伝わってきますし、そんな時に、彼らの今と昔を知っているからこそ成長を実感し嬉しくなります。

「頼れる場所」「頼れる人」が社会の中にいるかどうかでその人の生活は大きく違ってきます。それは子どもも大人も変わりません。

今回挑戦する相談室をとおして「孤育て」をする親御さんたちの「助けて」に寄り添うことができれば、虐待によって悲しむ子どもを減らすことができると思います。

子育ては単純でも、簡単でもなく難しいもの。その難しさがどうして難しいのか、課題はどこにあるのかといったことを親御さんや子どもと一緒に考えられるような関係性を保ちながら「明日へのマーチ」に取り組んでいきたい思っています。

「どこにも相談できなかった方々の相談室」に寄せられる相談にはわかりやすい「ゴール」はありません。明日へ向かうための継続的な関りが予想されます。プロジェクト挑戦期間後も、どうか注目していただけたらと思います。

現在、私が運営に関わっている保育園の敷地にある左側の白い建物の2階を活用予定です。現在は、保育園の倉庫として使っています。

支援金の資金使途につきまして

<資金使途>
2階に上がるための外階段の設置工事材料費/90万円
基礎工事・階段設置工事/60万円
備品購入/30万円
相談室人件費/100万円
広報費/20万円
(合計/300万円)

今回のクラウドファンディングで皆さまからご支援いただく費用は、2020年9月までに完成予定の相談室の「リフォーム工事」に活用します。相談室は、制度の狭間で相談できずにいる方々への継続的な支援を可能にするための拠点整備です。

施設に来所される親御さんのプライバシーに配慮できるよう今回皆様からいただいた支援金では、外階段の設置をします。

また、私たちは、「認定NPO法人」になることを目指しています。子どもを取り巻く環境がよりよい社会となるために、今後も社会的課題に向き合い挑戦していきたいと思っています。そのためにも100名以上の方から3千円以上のご支援をしていただく必要があります。

認定NPOになると寄附者様が税制の優遇を受けることができます。

今後も子ども、子育ての継続的な活動を続けていくこと、社会的課題に挑戦していくためにも、
ご支援をどうぞ応援よろしくお願いいたします!

https://readyfor.jp/projects/marchfortomorrow

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

何卒拡散お願い致します。
#こどものいのちはこどものもの
#こどもギフト

※こどもギフトとは?

https://note.com/inuningen/n/nd8350e561fe1

※これまでのこどものいのちはこどものものの活動

https://note.com/inuningen/n/n26f68707310c

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