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「大空、ビュンと」

こんばんは

突然ですが素性の話を、します。


でもその前に感想を言わせてください

2月23日(金)

≒JOY 2nd Anniversary Premium Concert

昼夜共に鑑賞、観劇、もとい体験入学に行ってまいりました。ニアジョイは初参戦でメンバーを生で見たのはそのちょっと前の日にあった対面お話会のトークショーのステージが初でした。

しかし歌って踊ってる姿は至って初見、どんな世界を見せてくれるのか、ワクワクしながらペンライトを紫色にしたあの時間は今も鮮明に覚えています。


力強く大事を踏みしめるかのように響き渡る重低音のOverture

校歌斉唱

≒JOY

ライトアップされる大西葵ちゃん!
おかえり!!!!!!!!!!!!!

最初の時点でボルテージマックス、凄まじい程の熱量


愛とか恋とかじゃないから
やっと夢中になれるものがあったんだ

愛じゃなくて、恋じゃなくて
夢を歌え

↑フレーズぢからの大勝利で困ってる、最初からクライマックスすぎてもう終わりかと思った、勿論一曲目なので終わらない、終わらないで(終わらないよ)

その後も、圧倒的なフレーズの力を持つ楽曲の数々が耳の中を暴れ回る。全身を駆け抜ける音楽という獣が血液を沸騰させ心臓を揺らす。
視覚と聴覚を支配するその空間は永遠に続く夢のような世界だった。

そんな中、深く染み付いて離さない楽曲が1つあった。

「大空、ビュンと」

これが、これが語りたかったんです。
市原愛弓ちゃんセンター曲、私のペンライトカラーが常に紫である理由。射抜いて‼️

ひとまず、ひとまず
この曲なんですけどね、結論から言うと僕なんですよ〜〜〜〜〜〜
じゃなくて、僕なんですね〜〜〜〜


ではなくて、僕なんですよ〜〜〜〜

冗談です。

この曲、夢のために遠くに行って活躍する人達とそれを遠くで見守る人達の為の応援歌なんじゃないかと。

様々な地域から慣れない東京という地に足を踏み入れ、目まぐるしい日々をステージという世界で生き始めたアイドルという仕事の人達が歌っているからこそ、この曲には等身大の重みがあると思ってます。
この曲を初めて聞いた時に感じた感想、それはあまりにも等身大すぎるスケール感と孤独感、遠くであっても繋がっている縁、新天地で新たに出来た絆、このような人間賛歌の応酬がこれでもかと含まれている。

そんな楽曲が、不安を抱えながら上京した私の心に強く刺さって抜けなかった。

私は昔、福岡という土地でステージに立つような仕事を志しておりました。

タイミングがすこぶる悪く、コロナ禍で不安定な収入で生きていくのもやっとな思いをし、2年以上を虚無の中を生きており、いつしかその仕事からは離れ、諦めようと思った時でした。

ふと、諦めるは諦めるにしても日本の最先端がどんなものか知りたくない?
そんな考えが脳裏に浮かぶ、特に葛藤がある訳でもなく私の心の中は悪魔が強すぎて天使を常に返り討ちにしてしまいました、なんでまあ、突発的に貯まってもいない貯金を下ろし、上京物語を始めてしまいます。

はっきり言って計画性が無さすぎると痛い目見るわけです。はや1ヶ月で職を失いアルバイトを転々と…そんな中、ようやく安定する仕事に就き、書類関係を集める為に久々に地元へと帰る運びとなりました。

地元、変わりすぎじゃない?
約2年ぶりなのにも関わらずよく行ってたコンビニが違うコンビニになっており、パチンコ屋が本屋さんになっていたし、市役所が移転していた。電車の本数は減り、バスは廃線になっており徒歩で約3時間掛けて帰る羽目に

久々に会った父は特に変わりなく、ちょっとビックリしたのは車が変わっていたこととシルベスタースタローン似の顔立ちがマイケルダグラスになっていたことくらい
めちゃ変わってる

父は人前では泣かない、それは息子である私の前でも例外ではなかった。
久々に帰ったとしても特段明るく振る舞うこともなく、私も決して父との再会を分かりやすく喜ぶこともない。そこはかとなく緩やかに線のようなもので繋がれている感覚を互いに持っており、いつ帰ってきてもフラットに接するのが"カッケー"とか思ってるだけのスパイ映画家族なのだ。

父には音楽に対しての強い拘りがない、というか何に対しても無関心なきらいがある。でも興味が無い訳ではなく私が無尽蔵に置いていった大量のCDを今の時代にウォークマンに取り込み、そこから室内にある大きなスピーカーに繋ぎ流し続けている。

聞くのは好きらしく、常に流している

数日泊まり、必要書類も全部集まり地元の友人とも久々に会い、地元滞在最後の日になっていた。

正直、もう地元に帰ることはない、そういう確信があったので父とは沢山話しておきたかった。

そんな中、本当に些細なことで喧嘩をしてしまった。もう何で喧嘩したのかもわからないが、ハムカツでも取り合ってたんじゃないだろうか

寝る前に和解し、翌日父が駅まで送ってくれることになった。

喧嘩した後の車内なので、どうにも空気が重いというよりかは互いに罪悪感で車という箱の中に自然と静謐を齎した。時は凍り走行音だけが聞こえる車内、その沈黙を破ったのはカーステレオだった。父が耐えかねてオーディオに切り替えた際、自動接続されていたBluetooth搭載のカーステレオは昔登録していた私のケータイと繋がり、音楽が流れ始める

その中で聞こえてきた曲が、
「大空、ビュンと」

だった。

父が歌詞まで深く聞き込んだらしく、自分と息子の私をこの曲と重ねてこれまで絶対に涙を見せなかった父が涙を流した。自身もそれに釣られて泣いてしまい、感情を剥き出しにすることのなかった我々は初めて本気で向き合ったんじゃないかというくらい話した。お互い理解の及ばないところが多かった、一番わかってほしい時にわかって貰えないことが多かった僕らの家庭はこの曲をきっかけに1つ前進したのだと思う、

何気なく
いい曲だなあとこれまで思ってた曲、この歌に関しては夢を追って上京する歌なのだが、私は夢を捨てて上京した人間なのであまりにも遠すぎると似ることになるこの世のイマイチよくわかってない法則にカチッとハマり、
好きな曲だったものが特別なものへと変わる瞬間だった。

なので


結婚式の時流すね❓❓❓







✈️

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