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【2021松本山雅】vs東京V(7/3)H プレビュー

・東京V戦プレビュー

8戦未勝利で迎える前半戦最後の試合。
対戦相手の東京Vは、一時山雅と並んでリーグ最多失点を記録していた(新潟戦の7失点の影響も大きい)ものの、ここ5試合で5連勝と調子がいい。

名波体制2試合目の山雅としては早めに勝利が欲しいところではあるが、立ちはだかるのは強敵。
ただ、ここで東京Vに勝利する事が出来れば、チームの状況としてはかなりいい方向に好転していく。

最低限そのきっかけを何としてもつかみたい。

・東京V予想メンバー

プレ東京

・東京Vの攻撃

基本的に2CBと両SB・アンカーが絡むビルドアップ。
そこに人数不足であればIHやFWが降りてくる。
IHが降りた場合、逆サイドのIHが高い位置をとる事が多く、展開してからオートマチックに三角形を作りたいという意識を感じる。

プレ東京攻撃

昨シーズンは井上サイドの遮断と佐藤優平からの展開阻止が、対ヴェルディの主な要件だったが、リーグトップの得点数を誇る小池、今年もキーマンである佐藤優平はもちろん、アンカーに位置する加藤弘堅というもう1人の頭脳の存在が大きい。加藤はCBでの出場もあるものの、ンドカが定着したことでアンカーでの出場が増えている。
中盤に脅威が多く、持たれる時間が多くなっても前を向かせない守備が必要か。

アタッキング3rd侵入においてはパス交換のほかに、バックドアやアーリークロスといった相手の一瞬の隙を突くような攻撃を展開してくる。
琉球よりもアタッキング3rdは癖が強い攻撃を展開してくると考えればなんとなくイメージがつくかもしれない。

プレ東京攻撃3

また、基本的にポゼッション志向ではあるが、縦にスペースがある場合はどんどん前へと繋いでスピードある攻撃を仕掛けてくる。
中途半端にプレスをかけて行った場合、擬似カウンターを食らう可能性が高く、ドリブルの上手い選手が豊富に揃っていることを考えると、このパターンに持っていかれたくないというのが正直なところ。

・東京Vの守備

基本的には4-1-4-1的な守備だが、どちらかと言うとWGの選手の方がサイドの人数不足回収の時に戻る距離が多く、IHの選手のプレスで押し込まれた状態から全体を上げる構造になっている。
ここでもアンカーの加藤弘堅の存在感は強く、ある程度広いエリアを任されているように感じる。

また、プレスフェーズでは左IHの井出が主にプレッシャーへ出ていく4-4-2のような形で、場合によってはもう1人のIHもプレスをかけていく。
プレスで奪いきる設計では無いが、WGが残ってることによって、サイドに逃げればいいという構造ではないところが、今までの対戦相手との相違点か。

・山雅の戦い方は?


メンバー予想はこちら

プレ山雅

攻撃としてはアンカーの脇を上手く使いたい。
特にIHの2人を引き出すことや、WBが高い位置をとる事でWGを押し下げることが出来れば、可能性は高まる。

プレ山雅攻撃

カウンター時には、2CBの脇を起点に効果的に攻めていきたい。
特に後ろからの追い越しが勝敗を分ける鍵になる。

守備においては、マンツーマン気味に捕まえながら、引きすぎないようにSBに対して適度にWBがプレッシャーをかけたい。

プレ山雅守備

ただ、インバーテッドされた場合にプレスの相手がブレる可能性があるため、シャドーと連携をしながら抑えたいところか。

・最後に

昨シーズンも前半戦最後のほうに対戦し(アウェイ戦)苦戦した思い出や、雪の中のホーム戦、そして今回となかなかいい状態で当たれない東京V戦。

今回こそ気持ちよく勝利を掴みたい。

One Sou1