求む続編！やっぱり面白い『エノーラ・ホームズの事件簿２』
今回はkayserが担当します。
以前、筆者の記事でもその面白さを紹介したNetflixにて配信されている映画『エノーラ・ホームズの事件簿』。あのシャーロック・ホームズに妹がいたという設定のもと、描かれた物語です。
2022年の秋に続編の配信が決定されていましたが、待ちに待ったその続編が11月4日より始まったばかり。前作同様、エノーラ役に、ミリー・ボビー・ブラウンを迎え、よりスケールアップして帰ってきました。今回は、そんな『エノーラ・ホームズの事件簿２』を紹介します。
前作『エノーラ・ホームズの事件簿』をおさらい
『エノーラ・ホームズの事件簿』は、コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズの冒険』に登場する名探偵シャーロック・ホームズの妹、エノーラ・ホームズの活躍を描いたミステリー。本作でも、もちろん兄のシャーロック・ホームズもマイクロフト・ホームズのも登場し、さらに彼らの母まで登場します。
その母が、エノーラの16歳の誕生日の朝、謎めいた暗号だけ残し、忽然と姿を消してしまいます。兄たちには、花嫁学校に入れられそうになるエノーラでしたが、母を探しに単身ロンドンへ。その途中の電車で出会った若き子爵、テュークスベリーと出会います。彼の失踪事件に巻き込まれるうちに事件は思わぬ展開となっていくのでした。
持ち前の行動力と推理力で事件を解決へと導いていくエノーラ。自分の進むべき道を選んでいく彼女の姿を描いた物語です。
自分らしく生きること、自分の道を選択していくこと、本当の強さとは。そんなメッセージが存分に描かれている本作。テュークスベリーとの恋の行方も気になるところ。
ミステリーあり、冒険あり、恋愛ありのエンターテインメント作品です。
待ちに待った『エノーラ・ホームズの事件簿２』
前作があまりに面白く、シャーロック・ホームズ作品に目がない筆者も大満足だったため、続編をどんなに待ち望んだことか！そんな続編『エノーラ・ホームズの事件簿２』は、エノーラが自分で探偵事務所を開くところから始まります。
最初の事件を解決に導いたエノーラが探偵事務所を開くも、彼女が若く、女性であることでなかなか信用を得ることができません。さらに、あのホームズの妹ということから、兄を紹介してほしいと。そんな中、マッチ工場で働く少女から、行方不明となってしまった姉を探してほしいと初めの依頼を受けることに。
調べていくと、単なる失踪事件でないことがわかっていきます。しかも、兄のシャーロックの事件とも関係していることも判明。大きな陰謀へと巻き込まれていきます。そこへ、テュークスベリーも登場。本作では、彼とエノーラとの恋の行方も描かれていきます。
そして、シャーロックのあの宿敵も本作より登場。エノーラとホームズがタッグを組んで事件を解決するところもみどころたっぷりです。
前作を凌ぐ事件の謎
本作『エノーラ・ホームズの事件簿２』では、行方不明となった姉探しだったはずの事件の背後には大きな陰謀が隠されていました。そんな謎解き部分は、前作以上に面白く展開していきます。
さらに、多くの事件を解決し、世間的にも有名な兄シャーロックさえ手がかりがつかめない難事件とのつながりも浮上。張り巡らされた糸が徐々に1本の線となっていく様子は本作のみどころのひとつ。
やはり、エノーラだけでなくシャーロックの推理ぶりも見たいところ。兄妹で事件を解決していくというのが本作の醍醐味ですよね。そこは十分に満たしてくれる作りとなっています。
やっぱりアクションは欠かせない
エノーラの強さは、その精神力だけではありません。肉体的な強さも魅力のひとつ。そこは母譲りで、前作でもアクションシーンをみせてくれました。
それは本作でも同様。さらにパワーアップしています。女の子だって戦うのです。そして、テュークスベリーにも戦い方を教えます。ラストのエノーラ、シャーロック、テュークスベリーのアクションシーンは見逃せません！
また、エノーラの最大のピンチの際には、彼女の一番の味方である「あの人」も登場します。この再会は、本作でもおすすめしたいシーンのひとつです。
エノーラ＆テュークスベリーの恋の行方は
本作でも、もちろん描かれているエノーラとテュークスベリーの恋の行方。事件の調査のため忍び込んだ舞踏会でテュークスベリーを見つけるエノーラ。ダンスが苦手な彼女は、テュークスベリーからダンスの手ほどきを受けることに。
トイレの中ではありますが、一緒にダンスを踊るシーンは必見。テュークスベリーが扇子を使って伝えるメッセージは、直接本編にて確認してみてください。
議員となったテュークスベリーは、社交界でもモテモテですが、そこらへんのお嬢様ではなく、エノーラを選ぶところもいいですよね。
いろいろなツボにはまる展開
今回期待していた部分が全て詰まった本作『エノーラ・ホームズの事件簿２』。エノーラとシャーロック2人による謎解き、エノーラの母の存在、シャーロックの宿敵、エノーラとテュークスベリーの恋。これらが見事に融合し、エンターテインメント作品へと昇華されています。
そして、そしてラストシーン。シャーロックにとって最も大事な存在がやってきます。シャーロック・ホームズ作品好きな筆者にはこの上ない展開に。
ここまで描いて、次がないというのは酷というもの。これは絶対に続編を作ってもらわないと！さらに、エノーラとテュークスベリーの関係も発展してくことを願って！
kayser
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？