「"師匠"と仰ぐ人がいる」はなし。

(2020.10.9更新HP内イベントブログ 原文ママ)

皆さんこんばんは!
『ヒトハタアゲル!!』CEOのたむです。


今夜は「"師匠"と仰ぐ人がいるという」はなし。

私には尊敬する人がいます。和菓子屋で職人をしている祖父と、在版時代にお世話になった心療内科の先生。
そして"師匠"です。
お察しがついた方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)あえて今回のブログではお名前は伏せておこうと思います。
私が"師匠"と慕っていることをご本人が知っているかどうかはわからないですが…

尊敬する部分は、ずばり"エンターテイメントを創る"ことに貪欲であるところ。
「エンターテイメント界の師匠」です。
私よりずっと年上の方ですが、常に「おもしろいこと」を探して実際に動いているイメージ。
("実際に"動いている、というところを特に尊敬しています)
私がイベントをやるきっかけをくれたのも、そのイベントを頑張って続けていこう、と思えたのも、師匠のおかげです。

「おもしろいことがしたい!」と口癖のように言っていた私。
本来なら「イベントやりたいです!」というのは自ら言うのが筋だと思うんです。
例外もあるとは思いますが、要するにずっと"受け身の姿勢"でした。
でも私はどうしても言えなかったんです、失敗が怖いだとか、そんなことがどうしても上回ってしまった。
私は事あるごとにアピールし続けていました。「おもしろいことをしたい」という内容の手紙を渡したこともありました。
師匠がおもしろいことを始めればそのすべてに反応したり(媚びではなく、単純に楽しみで毎回ワクワクしたので)
それに気づいてくれた師匠がとうとう声をかけてくださって、『ヒトハタアゲル!!』が生まれました。
「はよ自分で言えや」と思われていたかもしれません、思われていても仕方ないです(笑)

「やります!」とは言ったものの、右も左もさっぱりわからない状態。
「出演してください!」ってどうやってお願いするの?
出演時間や転換時間はどうやって決めるの?
どうやって告知したらいいの?チケット代は??open/startの時間は???

本当にわからない、1にも満たない、0の状態からのスタート。
要領も理解力も悪く、そもそも頭もよくない。
他人に聞いてからでないと実際に行動に移せない性格の私は、とにかく何でも聞きました。
正直すごくイライラしたと思います、「そのくらい自分で考えろや」なんて山ほど思ったと思います(笑)
でも私が成長できたのは、師匠の教育方針(だと私は思っています)のおかげでもあります。
師匠は、私が自分で考えて答えが出せそうな質問には答えないんです。
答えがないことに気づいた私は、「これは任されている」だとか「自分で決めていいんだ」と思うことができ、イベント制作を前に進めていくことができました。
0から1を、1から2を、そこから10まで全部教えてくださいました。
「教えてくださいました」と書くと、教えてもらってそれを私が全部やった、という感じに聞こえるかもしれませんが、教えて手伝うどころか実際にやってもらったことばかりなので、イベントを褒めていただいたときはよく「vol.1は8割方スタッフさんのおかげ」と言っています(笑)

vol.1当日のはなし。
本番が終わってすぐ、師匠に舞台袖に呼ばれました。
何か悪いことでもしたかな、怒られるのかな、と思いながら恐る恐る袖に行くと、師匠の口からいちばんに出た言葉は

「ええイベントやったんちゃう?」

でした。
そしてすぐさま、ここがよかったな、次はあそこああしたらええかも、と…
つまり、"次"を期待してくださったのです。

イベントは特定の誰かひとりに対して行っているものではないですが、イベントを通して師匠に認められたい、という思いが強くあった私はとてもうれしかったのを覚えています。

もちろんエンターテイメントを創る人間としてはまだまだですし、そもそもまだお客さんイベンターの状態ですが、師匠と一緒に働くこと、それが今の私のひとつの夢です。

「俺も頑張るわ!」と言われたときはゾクッとしました。俺「も」という一文字に。


そんな「"師匠"と仰ぐ人がいる」はなし。

それでは、たむでした!

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