この数カ月とこれからを、きっと一生忘れない。/きのホ。のこと。

※本文章は下記の帆風はつかさんの記事を読んで書きたくなった文章です。
 先にこちらを読むことをおススメします。
 うっかり仕事中とかに読むと人によっては泣いちゃうかもしれないのでご注意ください。
 あとに続く文章も構成とか色々オマージュというかパクリみたいになりそうだけどご容赦ください。。

2021年8月末。
 世の中はコロナ禍真っ只中で、楽しみにしていた夏フェスも中止となりチケット払い戻しも終わって、チケ代の使いどころもなくただただ虚無感と過ごしていた時期。
 ほんとに何がきっかけだったのかも思い出せないぐらいなんとなく、うすた先生のTwitterを見てた時に目についたのが、金髪メッシュの入ったキラキラ輝く美少女でした。

 うすた先生がなんでこんな子紹介してるんだろう?そういやアイドル好きだっけ?ぐらいの軽い気持ちでリンクを開いたのが始まりだったと思う。

「アイドルで絶対にてっぺんとります」

 みたいなことを真剣にキラキラ言ってるその子が、少し辛くなるぐらいとてもまぶしくて、正直今までアイドル文化なんて全く興味なかったし、積極的に関わろうとしたことも無いし、まさか自分がハマることになるとかきっとこの時も夢にも思ってなかった。

そうか、うすた先生がアイドルグループをプロデュースしてるのか。
「きのホ。」
うすた先生らしい独特なネーミング。
新作の漫画も読めるのか。
ふーん、メンバーもTwitterやってるんだ。
ヤンヤンつけボー美味しいよね。
え?そんなに軽率にリプとか来るの?
うすた先生からいいねやリプまで!?
何この子、口とか漫画のまんま。かわいい。
服が大好きでやたら挑戦的なのに誰よりも繊細そうな子。
芸術的センスがなんかすごそうな子。
内向的だけど歌が大好きな子。
何か様子のおかしい子。

みんなバラバラで個性的で、なんか思ってたアイドルと違う。

 気づけば毎日Twitterやツイキャス、YouTubeと見れる範囲でかかさず見るようになってて、あっという間にわかりやすく沼にハマっていくのを感じてた。
 たまたまコロナ禍でぽっかり空いてた穴にぴったりハマってしまったのか、心の琴線に触れる何かがあったのかは今となってはもうわからないし、どっちでもいい。

2021年9月。FCスタート。
 楽曲も聞いてない、ライブも見たことないどころか、そもそもまだやったことすらない。
 そんな状態でファンクラブ会員募集開始して即申し込むとかどういうことなのか全く理解できない。けど全く迷いもなく申し込んでた。
 ただただ、楽しくて、これからがもっと楽しくなるみたいなそんな期待があったんだと思う。
 TwitterやFC会員特典でのLINEでのメンバーとのやりとりや、日々少しずつ増えていくファン同士の交流がとにかくずっと楽しかった。
わけのわからないものを作ってみたり、多分時々楽しみ方を間違えてた気はしてる。反省はしていない。

9月5日。初の音源「きのうまではポジティブでした! 」6曲入りEP配信開始。
 所謂アイドルみたいな曲なんだろう。
 まぁ2、3回聞いたら満足する程度かなって心のどこかで思ってそんなに期待はしてなかった。

 けれど実際配信されたその音楽は曲も声もそこにのせる歌詞も全部、想像してたものとは全然違ってて毎日のようにヘビロテするぐらいに好きになれた。ステレオタイプなアイドルって感じの曲じゃなくて、ハンサムケンヤさんの世界観で作られた音楽がほんとにばっちりハマったんだと思う。

(今までアイドル文化に触れて来なかったから知らなかったけど、今は色んなタイプの曲を歌う、色んなアイドルがたくさんいると知って、この辺りの考えは後で反省した。)

2021年10月。
 「きのホ。」初のライブ。大阪・名古屋・東京の東名阪デビューツアー。  
 ついに漫画や画面の向こうにしか存在していなかったあの子たちに会える。今まで一人で旅行や遠征なんてすることなんて無かったのに、気づけば大阪・名古屋とチケットは取ってしまっているし、バスを取ったり、宿を予約したりと自分でも信じられないぐらいの行動力をみせてた。あの原動力はいったいどこから来たのか。

10月3日 大阪。心斎橋ANIMA。
 画面の向こうにしかいなかったあの子たちは、たしかにそこに存在した。
 生まれて初めてのアイドルの現場、対するは生まれて初めてのステージに立つアイドル達。
 ここでもあっさりと期待は裏切られ、持ち曲8曲すべて歌も踊りも想像の遥か上をいくものだった。
 こないだまでただの一般人だったような子たちだし、当然のように失敗もするだろうし暖かく見守るぐらいの気持ちで見ようとか考えてたのが恥ずかしくなるぐらい堂々とした心を打つパフォーマンスでただただ感動した。

 特典会っていうアイドル以外のライブでは余り馴染みのない文化にこの日初めて触れたけど、間近に居て話せるという現実に理解が追い付かず何を話したかも覚えてないぐらいで、もうそそくさと退散するぐらいしかできなかった。今思えばもったいないというか逆に失礼なぐらい。

 大阪・名古屋と2週連続でライブに出向き、今までTwitterとかネット上でしかやり取りしてこなかった人たちとも、たくさん会えたし、みんなでご飯行ったり、飲みに行ったりして、すごく楽しかった。きのホ。はもちろん、運営、ファン含めてみんな好き。帰りはなんだか寂しくなるし、非日常から日常へ戻ったあとの数日間も、またライブやその前後の交流も含めたあの楽しい時間に戻りたいなとうわの空になるぐらいに。

2021年11月。京都Muse。
  満を持しての拠点でもある京都でのライブ。しかも音楽的な生みの親でもあるハンサムケンヤとの対バン。
デビューから1ヶ月が経ちステージにも慣れてきたきのホ。たちのライブが素晴らしかったけれども、ハンサムケンヤのライブがとにかく圧倒的だった。生演奏でのライブ自体が久々だったのもあるけど、とにかくいつまでも終わらないで欲しいと思える、そんな時間だった。
 ライブの終盤アンコールでの「とおりゃんせ」。ライブまでにハンサムケンヤを予習していた中でMV含めてかっこ良すぎて一番ハマってた曲だったのでそれだけでも満足…。できていたのに、サビ終わりの間奏から突然の「観月京」(※きのホ。デビューアルバムのうちの1曲)イントロのギターリフ。
 この時の感動はうまく言葉にして伝えることはできそうにないから割愛するけれど、会場内の盛り上がりが一気に最高潮になり、きのホ。、ハンサムケンヤみんながステージにあがって最高の大団円を迎えて幕を閉じたあの数分間は多分一生忘れられない気がする。
(諸事情により、しょくぱんまんや赤ずきん、メイドにキョンシー、狐耳巫女にドールとカオスな光景だったせいもある。最高に楽しかった。)

とおりゃんせから観月京へ
ハンサムケンヤからきのホ。へ
ステージから客席へ
ネットから世界へ

こうやって音楽は繋がって
少しずつできることを増やしながら
こんな風に広がっていくんだろう

 アイドルとはなんなのかとかそういう定義みたいなものはいまだにわからないけれど、音楽や音楽以外でも様々なエンターテインメントを提供してくれる最高に素晴らしい存在だなと感じている。
 昨今のコロナ禍で疲弊しきっていたことなんて、すっかり忘れてしまうくらいに楽しい。
 きのホ。メンバーはもちろん、新井ポテトさんやハンサムケンヤさんうすた京介先生を始め、運営スタッフの方々を含めこの環境を取り巻くすべての人たちに感謝を伝えたい。
 本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。



2021年12月。
 まだまだこれからも楽しい時間が続いていくことを期待しながら日常をワクワクと過ごしている。

 

 きのホ。に出会ったことで人生が180度変わった!とか
そんな劇的な変化は多分きっとこれからも起こりはしないだろうと思う。

 ただ今までよりも幸せな気持ちで日々を送れることが増えたのは間違いないし、それはこれからも続いていくんだと思う。

 いつか、きのホ。が形を変えていくことも、無くなってしまう日も来ると思う。それでもその時まで、心からの応援と祝福と感謝を送り続けていきたい。それまでの時間が人生にとってのかけがえのない宝物にできるような、そんな日々がこれからも長く続くことを願っています。


最後に

 帆風はつかさんのnoteを読んで、あなたが愛し、あなたを救ったハンサムケンヤさんの音楽は今も歌い手は違えど、誰かを救い、たくさんの人たちに愛されて、続いていっているよ、と。勝手に伝えたくなって書き始めた文章でした。(途中からただのきのホ。宛の手紙というか感想文みたいになってる感は拭えないけれど。)
 この文章が届くかどうかはわからないし、そんなこと当然知っているよとなるかもしれないですが。

 あなたが過ごした10年近く前の時間が、まるで僕のこの数カ月間のことのように思えて、とても不思議な気持ちになりました。

素敵な文章をありがとうございました。



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