Mela!のお話〜前日譚編〜

こんばんは、犬伏けんたです♪
みんなはもう、「着ぐるみ300匹で緑黄色社会のMela!を踊ってみた」の動画は見てくれました？

す〜ごいよねぇ、300匹！よくぞそんなに集まったよね！
そしてありがたいことに、そんな300匹の中にボクもまぜていただきまして、動画の終盤で踊っている姿がしっかり映っております。

今日はそんなMela!の思い出話を記して残そうと思っています。が、なにせ長くなりそうなので分割していきます。それからなかなかにメタな話もあると思うので苦手な方は程々に。
ということで今回は【前日譚編】です！

っとその前に、、、

意外と知られていないみたいですが、実はボク、ケモノとか着ぐるみ界隈の歴が結構浅かったりします。
2019年。世間がちょうど平成から令和へと切り替わろうとしているそんな時期、当時開催されたけもケットを皮切りにボクは界隈に足を踏み入れたのでした。そこからしばらくは見るに徹して細々と楽しんでいたわけですが、段々と沼にハマっていくにつれて着ぐるみを持つことへの憧れも強くなり、しばしの準備期間を経て2年前から「犬伏けんた」としての活動をスタートさせました。

ところが、コンセプトや活動方針を考えたり、やってみたいことをリストアップしたりと、これからの活動に想いを馳せていたそんな準備期間に、何気なくみていたTwitter(現:X)で一本の動画作品と出会いを果たすことになります。
それが【着ぐるみ100匹でStarMan!!!】
すごい、の一言でした。
たった三文字でまとめるには忍びないとは思うけれども、あまりの情報量とモフ圧のなかで搾り出せる言葉がそれしかなかった。
キャラクターの魅力はもちろんだけど、企画の規模、動員数、構成と撮影技術、衣装や美術とどこをとってももはや趣味の範疇を超えていて、改めて観てもやっぱりすごいの一言に尽きる。
そんな素敵な作品を目の当たりにして、ボクの中で2つの念が頭をよぎります。

1つはどうしてこんなに楽しそうなことをしている世界に、もっと早く足を踏み入れなかったんだろうという「後悔」。
この後悔の念がボクの活動にとって重要な意味を持つ目的へと昇華することになりますが、そのお話はまた別の機会に。

もう1つは、いつかボクもこの中にという「憧れ」。この憧れは転じて、犬伏けんたとして活動していく上での1つの大きな目標になっていきます。
目標【規模に関わらずダンスを主軸においた活動にお誘いをいただく】
自分から声をかけて掴み取りにいくのではなく、ボクの技術や魅力を求めていただけるくらい認知してもらえるようにプロモーションをするというところに重点をおいてました。
もちろん、あのStarMan!!!みたいな大規模の作品に誘われたいというのはあるけれども、それはあくまでもこの目標の最終段階。まだまだ先のいつかの話。まずはペアでやるような踊ってみたあたりのお誘いがもらえるように頑張っていこう。

っと、そう思っていたのですよ、この時は。
まさかこんなにも早く、その「いつか」がやってくるなんて思ってもいなかったので。。。

時は遡って2023/5某日、一通のDMが届いたことから始まります。
送り主は少し前のイベント「体育館の日」で写真を撮っていただいた時に初めましてのご挨拶をしたさむさんからでした。さむさんといえば、おりーぶくんのマネージャーさんという認識の方が多いと思うけど、ボクの中では穴が開くほど観たあのStarMan!!!のクレジットで度々名前が出る方、つまりは【STUDIO643のコアメンバー】という認識の方が強かった。そんなさむさんからのDMの冒頭には
「大規模なミュージックビデオの撮影を予定しています。ぜひ参加していただきたく…！」
の一文。これはまさか。。。

しばらくの沈黙ののち、急速に動き出す思考と心臓の音。
「いや、何かの間違いかもしれない」そう思ってもう一度内容を見てみる。
間違いではなかった。
それは正式な「STUDIO643企画」へのお誘いだった。
犬伏けんたとして活動を始めて約1年、ボク史上最初のお誘いにして最大規模の企画への挑戦が幕を開けたのでした。

次回【準備編】に続く