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婚カツログ(55)年下君を振った

今日は、予定せず年下君を振ることになった。

昨晩、年下君からラインで「元気ですか?」ときたので、「元気だよ!」と返した。

彼は家の近くに住んでいて、一カ月くらい前に1回会って、「ひとめぼれです」とストレートに言ってくれた、超直感型ハイスピード男子だった。

1時間スタバでコーヒーを飲んだだけなのに、
どうしてそんなに熱をいれられるんだろう。
3歳下だとそんな勢いもあるんだろうか。

けど、「まぁでも、言われないよりいいか」と
素直にうけとる。

まえもそうだった。3歳年下の子に「すごくタイプです」って言われて、日本酒をお土産にもらった。おいしかったし、いい子だなって思ったけど、もてはやされたあげく、どこかに行ってしまった。

男の子だと、若い子はとくにスイッチがはいりやすいと思う。それが勢いってものなんだろうか。

言われるうちが花だ。
だけど、悲しいけど、
それで好きになれるわけじゃない。

「(僕を振ったことを)後悔させるように頑張ります。」といって、ラインは終わった。

「そうやってハッキリしない態度をとるから、自信がなくなるんです」
「ハッキリ言わないほうが余計傷つけますよ」

プライドを傷つけてしまったんだろう。
別にあいまいにしてたわけじゃない。
いい子だと思ったから、好きになれるかもしれないと思っただけだ。

「●●さんみたいにスロースターターな女性は、選んでいるようにみえて、いい男を逃しますよ。いい男はスピード感ない女性を選ばないから。」
「あー選んでるんだなーって思いました。自然に言葉に出るので」

逆の立場を経験したことがある。
きっとそう見えたんだろう。見え方ってそれぞれで、反省すべきところもあった。そういうふうに相手にいいたくなる気持ちはすごくわかる。

わたしが優柔不断だったんだろう。
ひととしては好きだった。学校とか職場で会ってたら普通に仲良くできたらだろう。でもそんな小学生までで、アプリでは通用しない
逆の立場だったら、傷つくものだから。
経験したことがあるのに、やはり立場が違うと気付きにくくなる。

もっとすぐに見切らないといけないらしい。
決断力がいるだろう、そして見切ってもきっと、自分にあったひとが見つかるという自信も。
けっきょくは、自分がかわいかっただけだったのかもしれない。

だけど、丁寧に返事をかえす。こういうときは決めている。できるだけ向き合うこと。自分の意見を伝えること。ちゃんと理由を伝えて、ちゃんと相手の話を聞くこと。ラインのラリーを続ける。

プライドを傷つけてしまったから、きっといい分があるんだろう。1回しか会っていないけど、それだけ真面目に考えていてくれたのかもしれない。あるいはその子の真面目な性格の裏返しなのかもしれない。

こういうことでいちいちめげていてはだめだ。
これも探すうちの一環で、仕方がないことなのだ。

そういうやりとりが嫌なら活動をやめればいいが、やめることはできない。

振られるのはつらい。逆の立場だったときは、それこそ涙はでなかったけど、ほんとうに寒かった。(翌日よりも1週間後、1カ月後のほうが寒かったのが不思議だった。きっと現実に落とし込んでいく過程であたまが実感して、さむさを覚えたんだろう)自分のなにが悪かったのか、ほんとうによく考えたし、好きだったところや、楽しい時間を思い出しては、悲しい気持ちになった。いまでもふと痛むこともあるから、もっと成長しようとも思う

振るのもつらい。前も年下君をふったことがある。何回かデートして、すごくいい子だと思ったけど、なかなか難しかった。年明け前は、すごく優しくしてくれて好きだと言ってくれたひとを振ることになった。そのときも落ち着かなかった。ずっと外をぐるぐるしていたし、答えをどうするかですごく考えた。泣かなかったけどやっぱりすごく寒かった。(弱いとか、いいひとぶるなと言われるかもしれない。もっと割り切って考えたらどうかと。ただ、正直に、ふるのは辛い。相手を人間として好きで、いい人だと思っているほど。)

けど思う。
こういうことは”あるある”なのだ。
みんな(すくなくともワタシは)こうしたことも、乗り越えてパートナーを探すし、見つけるのだ。

「女性の場合は、結婚したかったら結婚できますよ。」

うるさいよ。
たった1回しか会っていないのに、
わたしのことを知ったようにいうでないわ。

..........

(けど)お互いにがんばろうね。
わたしも、あなたを振ったことを後悔しないようにがんばる。

背筋がのびるよ。(言わないけど)


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