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CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ:楽譜全体の指定③:テンポ・拍子

※この記事は「いぬいぬ流CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ」の6つ目の記事です!

楽譜全体の指定③:テンポ・拍子

同じメロディでもテンポや拍子(ビート)が違えば、CeVIOソングやVoiSonaでは歌い方(PITやVOLなど)が変わります。

いろいろいじっちゃった後に変えると大変なので、
最初にちゃんと指定しておきます。

テンポ

テンポをかえると同じメロディでも歌い方変わる~!

ま。テンポが違ったら実際の長さがちがうんで、歌い方が変わるのはわかりやすいですね。ボイスの得意不得意がここででてきます。なんで、テンポはボイスの癖を知ることが大事になります。

各ボイスの得意テンポですが、ざんねんながら、公開されてないことも多いです。

たとえば、同じ東北3姉妹のボイスでも、東北ずん子ちゃん・イタコちゃんは公開されてて、きりたんは公開されてない、なんてこともあります。なんで?

いつもたよりになるユーザー互助会wikiも歯抜けだらけです…。

…泣きながら自分でしらべるしかありません…😭

拍子

ビートの違いで同じメロディでも歌い方が変わる…!

意外なのはビート(拍子)。同じメロディで長さも変わってないのに、歌い方(PITやVOLやHUS)が変わります。小節の頭から発音するのかとか何拍目から発音するのかとか、どうもそーゆー違いが影響してるっぽい…。へー!!!

まあビートが違う曲はふんいき全然ちがうんで、よく考えればおんなじ風に歌うわけないんですけどね…!

拍子を後から変えるってことはあんまりないと思いますけど!これもまた後から変えるとメチャクチャメンドーなことになっちゃいますんで注意。

楽譜全体の指定の順番

キー
↓
テンポ・拍子
↓
(基準の)強弱指定

っていう順番に指定します。まだまだPITとかに手を入れちゃだめです。
「歌い方の基本が変わる全体的な楽譜の指定」を最初に
します。基本が固まる前にPITとかVOLとか調声データに手を入れると、全部ムダになりかねないです!!!!!!!!!

※あと本当は、最初にどのボイスにするか、というのもありますが、まあまだ、差し替えてもなんとかなります。

補足:ボイスにあわせたアレンジ

もし歌わせるボイスが決まっているなら、この時点でボイスに合わせてアレンジをするのもいいと思います!

CeVIOやVoiSonaのボイスは、声色だけじゃなくて歌い方とセットです。人間の歌手を一人連れてくるのと同じなので、その歌手にあった曲を用意して上げる必要があります。

人間の歌手なら、「演歌歌手にデスメタルを歌わせない」って当たり前なんですが、なぜかCeVIOやVoiSonaだと、コレみたいな事をやろうとする人がいるんですよね…🤔

※もちろんボイスのポテンシャル次第でぜんぜん違うジャンル歌えたりもするんですが…今回の楽譜データだけだと厳しいですね。楽譜データは細かい歌い方の指定をするものじゃないので。ちゃんとした「調声」がいります。

なので。ボイスの歌い方のクセをちゃ~んと理解して、あった曲にアレンジ・作曲するのがvery very importantです。

  • 歌える音域・得意な音域に移調(キーの上げ下げ)する

  • 歌えるテンポ・得意なテンポに変更する

ボイスにあった曲を用意することについては、ボカロPの
ねじ式さんのコメントが参考になります!

AI音声合成を用いた制作にとって大切なのは「調教」というよりも「解りやすい楽譜をシンガーさん(ライブラリ)に用意する」事なのかなと思います。
自分自身の歌唱や生身のシンガーさんが心地よく歌えるような楽譜のメロディーはきっと AIシンガー達も負けずと美しい声を聴かせてくれると思います。

CeVIO Proフィードバックキャンペーン付録 ねじ式さんのコメント

ちゃんと楽曲分析できてないんですけど、ねじ式さんの「アルタミラ」、ねじ式さんのいつもの”ボカロ曲”とは違いますよね…。キーが低めでリアルシンガーのバンド曲っぽいというか…。

※もちろん、AIシンガーだから特定の歌い方しかできない、ということもなくてそこを挑戦するのが面白かったりするんですが、ボイスのクセをジュクチ!しないと難しいですし、「CeVIOやVoiSonaの仕様を今回始めて知りました!」ってレベルの初心者の方にはかな~り難しいです(今回の楽譜入力のコツはまだまだ「準備運動」ですから!)。人間が歌える範囲じゃないテンポ(や音域)の曲は、楽譜段階からかなり準備しておく必要があります。

CeVIOやVoiSonaのボイスのクセの大きさ、に関してはこのシリーズの最後の方で記事にする予定です。

→「ボイスの違いはかなり大きい」(※執筆中)

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