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ド素人なりに仏教について調べてみた④

前回③では、浄土系や禅宗派についてまとめましたが、今回は『日蓮という人物について』『黄檗宗』です。
今度こそ短くまとめます!今度こそ!!

※日蓮宗についてはこちらにまとめているので、参考にしてください↓↓↓
ド素人なりに仏教について調べてみた②|戌井 (note.com)



1.日蓮という人物について

日蓮は云わずと知れた『日蓮宗』の開祖です。
他宗派を全否定し、法華経を絶対的なものと説きました。

また、(私個人的に)他の宗派よりも活発な印象を受けたのですが、当時の幕府に『立正安国論』を提出しています。

『立正安国論』とは「正法である法華経を立てれば国家安泰」だが逆に「他宗派を立てれば国は滅びる」というものです。

また『四箇格言』という過激な言葉を残しました。


『四箇格言』とは
念仏無間 ⇒ 無間とは地獄のことで「念仏を唱えると地獄に堕ちる」
禅天魔  ⇒ 天魔は仏教用語で悪魔のことで「禅宗は悪」
真言亡国 ⇒ 「真言宗は国を乱して害を与える」
律国賊  ⇒ 「律宗は国賊である」


四箇格言は政治批判になるとされて、日蓮は佐渡島へ流されることとなりました。

しかし、6回に渡る蒙古襲来(文永の役・弘安の役)により、立正安国論の予言が的中することから、幕府は日蓮に赦免状を出しました。
それにより再び鎌倉に戻った日蓮は、山梨県の身延山に入ります。
日蓮宗の総本山は久遠寺(山梨県)となります。


2.黄檗宗

日本の開祖:隠元(1592年~1673年)
総本山:萬福寺(京都、宇治) ※江戸幕府から土地を与えられ建立

隠元は中国(明)の出身で、江戸時代初期の人物です。
長崎興福寺の逸然に「日本で禅宗を広めて欲しい」と誘われて1654年(63歳)のとき、20人の弟子をつれて来日しました。
元々から隠元は中国の高僧で、黄檗山萬福寺の住職でした。

日本で新宗派となっていますが、隠元は臨済宗の僧侶だったので、教義も臨済宗とほぼ同じ。ただ、大きな違いは『禅宗に浄土宗や密教を取り入れたこと』です。
こうして新宗派・黄檗宗ができました。

修行形態には『念仏禅』を採用しています。
また、黄檗宗には四代将軍徳川家綱や後水尾天皇などからのバックアップがありました。

明治時代でも『臨済宗黄檗派』と、取り入れられたので、今でも臨済宗とのつながりは深いものがあり、現在も「臨済宗黄檗宗連合各派合議所(通称:臨黄合議所)」という機関があります。

【隠元禅師によって日本に伝えられたもの】
食  物 ⇒ いんげん豆(隠元豆)、西瓜、レンコン、孟宗竹、煎茶、寒天、普茶料理 など
仏教宝具 ⇒ 木魚(木魚にあった合わせ読経も、隠元禅師が日本に伝えた)


まとめ

調べてみると、日蓮は過激だなぁと思ったものの、それと同時に日本の先行を案じることのできる、とても真面目な人なんだなと感じました。

いんげん豆好きなので隠元さんには感謝しかありません!ありがとうございます!アザッス!

次の記事はまだ何も考えていないので、余談「日蓮正宗と創価学会の違い」を少しまとめてみようかなと思っていますが、これについてはあくまで私の主観・勝手な解釈だと先に言っておきますね!うん!

ではでは!


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