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小説が書けない人は、登場人物から書いていない
多くの小説作法の本では、登場人物→ストーリーの順で書くことをおすすめしています。しかし、その登場人物の書き方がイマイチわかりにくいことが多いです。
どうすれば登場人物を書けるようになるでしょうか?その答えは、「登場人物に異常さを持たせる」ことです。
「小説は異常な事態を書いたもの」こんなことを言った人がいるそうです。この考えを一歩進めて、「異常な事態は、異常な人物、異常な環境によって起きる」と
小説以外に役立つ文章も書きたいなあと思ったので、別アカ作りました。フォローして頂けると喜びます。https://note.com/inuhen_betsuaka
ストーリーがあるエンタメ小説が書けない人は、日記を書くと良い
日記でストーリーがあるエンタメを書けるようになる理由
日記を書くと、小説が書けるようになると言われてます。なんとなく聞いたことがある人も多いと思います。
「日記を書くと、文章力をつけることができる」
日記を書くことが小説に役立つとする理由のほとんどは、これに尽きると思います。でも、それは日記の持つ力を一面だけしか見てません。
日記は文章力だけを鍛えるようで、じつはストーリーテリングを鍛えま
文章を「書かずに書ける」神ツールを見つけたので紹介します
「もっと楽して文章が書けたらいいのに…」
文章を書く人が、一度は願うことだと思います。
そんな人のために、今日は革命的なツールを紹介します。しかも無料ツール。それは「アウトライナー」です。
・書かずに書ける神ツール「アウトライナー」
「アウトライナーは神ツール」これが、アウトライナーを3日使った私の感想です。
「アウトライナーって、ただのアウトライン作成ツールでしょ?そんなのメモ帳でもWo
エンタメ小説で読者を飽きさせないキャラはこうやって作る
・この記事について
エンタメ小説を書いてみたい!でも書き方がわからない!という方向けの記事です。
題材として使うのは、伊坂幸太郎『動物園のエンジン』です。短編集『フィッシュストーリー』に所蔵されています。同じく所蔵されている『ポテチ』は映画にもなりました。文庫50ページ程の作品で読みやすく、これからエンタメ小説を書いていきたい人には、格好の教材です。
※作品のネタバレを含むので、未読の方は注
継続することに関する千葉雅也先生のnoteについて
先日、哲学者の千葉雅也先生がnoteで「継続性の担保を外部化せよ」と言っていました。それをおこなうには、「アウトライナーがおすすめ」だとも。
このことを私は、「いつでも継続を再開できる環境を、外部に構築せよ」ということだと解釈しました。これについて、下記から続く文章で解説していきます。
2023/05/02 追記
千葉先生ご本人が、Twitterでリツイートして下さいました。とても嬉しいです。
箇条書きを使うと、小説が書ける
私には、小説を書けるようになった方法がいくつかあります。その方法のうちの一つが、「箇条書き」で小説を書く方法です。この方法は、とくに文学小説を書くのに役立ちました。
この「箇条書き法」は、ネットで見つけた方法を自分なりにアレンジしたものです。
たしかTwitterで見つけたんですけど、どんな方がツイートしてたか覚えてない。なので、元ネタをご存知の方がいたら教えて下さい。許可をもらった上で、リン
小説を面白くする方法を『パンク侍、斬られて候』を例に解説する
小説を面白くする方法について、町田康『パンク侍、斬られて候』を例に解説します。町田康ファン以外も楽しめるように書いたので、読んでもらえると嬉しいです。
まずは、代表作『パンク侍、斬られて候』の引用から見てみましょう。
問われた十之進はしかし涼しげである。衣服も涼しげ目元も涼しげ、全身これ涼しげであった。そして、この、涼しげな感じ、の本然はつまり、これから採用試験に臨む者に特有の演出された涼しさ