すいみんのために
すごく私的な話で申し訳ないが、犬(飼っている犬の方ではなく犬ガオのほう)が寝ているベッドは、天板が畳だ。
畳ベッドと言うヤツだ。
今だと似た感じはこういうの。なんせ二十年以上の付き合いのあるベッドであるから、同モデルはない。
これに敷き布団一枚載せて寝ていた。
今まではこれで十分だったのだ。
ブラック企業に勤めていたときの弊害というか、帰ったら疲れて寝るだけ、それなりの睡眠環境があれば寝られるわけである。
変なところでコストが安くなる。こういうとこだぞブラック企業。
だが、帰宅時間が平均3時間前倒しになったとたん、寝るときに違和感を感じたのだ。
寝床が硬くて腰と肩が痛い。
ゆゆ式事態である。間違えた。由々しき事態である。
みんなゆゆ式を見よう。癒やされるぞ。
(小一時間ほどゆゆ式について書いたが消した)
話を戻そう。
一度気づいた違和感は、ずっと気になってしまう。
どうしたものかと思ったが、義理の兄がニトリでマットレスを買っていたことを思い出す。
敷き布団の下にひくタイプのヤツだ。一つ4000円もしない。
素晴らしい。早速買いにいこう。
しかし、ここで問題に気がつく。この畳ベッドは両親も使っているのだ。寝床が硬いのは共通問題のはず。(両親は敷き布団二枚敷いているが加齢というのは二次曲線的に身体が硬くなるのだからしかたない)
ならば、家庭内の睡眠環境を全部よくすれば良い。
犬は三つ買うことに決めた。
結果、睡眠の質は大幅に改善された。
硬めタイプを買って正解だった。
敷き布団の上でほどよく腰が沈んで、沈みすぎない。
ベストな位置で支えてくれる。
そのお陰で、腰が痛くない。肩のバキバキ感も減った。
寝入ったときの回復速度が上がったのか、起きた時もあまり眠くない。
両親はさほど実感してないようだが、父のいびきの音量も減ったようだ。
あると無しでは大違い、というのは本当だった。
いい買い物をしたなぁ。
そして昨日の月曜。姉夫婦が両親にホットプレートをプレゼントした。
曰く、敬老の日のプレゼントらしい。
ああ、マットレスは両親への敬老の日のプレゼントになっていたわけか。
母が妙に上機嫌だった理由が分かった犬であった。
今年も来年も、家族が健康的に過ごせますように。
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