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続・それでも俺たちはチャアクをすこる

ライズ仕様プロコンが初期不良だった犬です。ごきげんよう。

みなさん、モンスターハンターライズ:サンブレイク(以下サンブレイク)遊んでますか?
きっと新モンスターや新しいフィールド、新行動などに四苦八苦しながら楽しんでいると思います。

自分も発売日からガッツリプレイし、やっぱモンハンって楽しいわ!と笑顔で超高出力属性解放斬りをしています。

次回で解説しますが、サンブレイクのチャージアックスはほんと素晴らしい。
これがチャアクだよ!と言いたくなるほどの完成度です。

しかし、ここまでのライズでのチャアクは……(思い出すと腹が痛くなるぐらい)苦難の時代でした。

今回は前回の記事から、ライズのチャアクの歴史を振り返りつつ、サンブレイク発売直前までのチャアクを解説します。(書いてたら長くなったので分割します)

前回の記事はこちら↓


チャアク、苦難の時代

斬新なアッパー調整

『ライズにおけるチャージアックスは、不完全な実装をされた武器である』

チャアクでハンターランク解放までした癖に何言ってんだと言われそうだが、これは事実である。

チャアク使いは順応力が高すぎて、不具合についての言及があまり面に出なかった。魔法の言葉は「これ、仕様か?」

もちろん、有志の検証結果で明らかにおかしくないかこの仕様?というのはあったが、不便だけどチャアク使えるしとスルーしていた。

しかし、その有志の予想を大幅に超える、『不具合が多すぎる武器』だったのだ。

そのことにチャアク使いが気づいたのは2.0.0アプデ。

一挙に三つの不具合が修正され、全武器の中で堂々一位になった瞬間である。

前回で仕様と思ってた剣強化のスパアマ削除は不具合だったんかい!

そんなこんなで、ライズの最終アプデまでの不具合修正項目数は13。

言わずもがな、武器種単体修正数は全武器中TOPである。

年始のおみくじで大凶を引いて周りから「今年はこれから運気は上がるだけだよ!」と励まされるような疑似アッパー調整を受けたチャアク。

なお、この間に純粋なアッパー調整はありませんでした。

なんなの、カプコンはチャアク嫌いなの?

カプコンさん…たのんますよ、ほんま

使われないチャアクが多すぎる

チャージアックスには、二種類のビンがある。

ちなみにビンとは、剣で攻撃した時に発生するエネルギーを溜め込む容器と思ってください。

なお、なんでビンなのかは全くわからない。スラッシュアックスもそうだけどチャンバーとかかっこいい名前でもイイじゃん、弓からパクってきたの?

話を戻して、その二種類のビンとは「榴弾ビン」と「強属性ビン」である。

榴弾ビンとは、純粋な物理爆発エネルギーを込めることができるビンで、斧モードで解放斬りなどを行えば、防御力(肉質)無視、気絶しやすくなる(気絶値が貯まる)、疲れやすくなるなどのメリットがあるビンだ。

対して、強属性ビンは武器に込められた属性エネルギーを込めることができるビンで、弱点にビン攻撃を当てることができれば、非常に高いダメージを与えることができる、瞬間火力に秀でたビンだ。

この2種類のビンの違いは、チャアクのビルドの根幹であり、奥深さを象徴する要素だった。

それでは、ライズ終盤の二大ビルドを紹介しよう。

一つ目は榴弾超高出力型。
高い攻撃力で強化された榴弾ビンの威力をカウンターフルチャージやガードポイントからの超高出力属性解放斬りで叩き込むことをメインにしたビルドである。

二つ目は榴弾斧強化型。
入れ替え技である斧強化をメインに立ち回る、高い会心率を中心としたバフを盛り込み、非常に高い継続火力を維持するビルドである。通称丸ノコ。高出力開放切りループが頭に入れば、気絶も狙えるため、榴弾ビンが採用されている。

お分かりいただけただろうか。
そう、強属性ビンのビルドが、ないのである!

こうなってしまった原因はいくつかあるが、理由は一つに集約される。

『単純に与えるダメージが少ない』

強属性ビンダメージは弱点に当てても榴弾ビンの1.2倍ほど。

そもそも超出力属性解放斬りをしてもかなり狙わないとビンが当たらないライズの仕様では、雑に当てて一定のダメージが見込める肉質無視の榴弾ビンのほうが、弱点を狙わないとダメージが出ない強属性ビンよりも使いまわしがいい。

さらに、気絶と疲れ状態が取れる=大技を当てる機会が多くなるため、榴弾ビンのほうが高難度での安定したのも大きいだろう。

スキルに関しても強属性ビンの攻撃力を上げるスキルが少ない上、更に榴弾ビンとは仕様が異なるため、スキルかぶりもできないため、榴弾装備を作った後に強属性装備を作る意味があまりなかった。

そのため、強属性ビンチャアク使いこなせるのは、チャアク使いの中でもプロハンだけ。ビルドが廃れていくのも当然だ。

そして、属性武器の半数を占める強属性ビンのチャアクは、使われない装備としてチャアクコレクターの箱の隅に置かれることになったのだった。

なんか書いてて疲れてきた。もうここまでで約二千字書いてるよ。

ここでやめていい?
だめですかーそうですかー。
がんばろう。

誰が書かずしていつ書くのか、この哀しき歴史を

苦労が見合わない武器の代表格

モンハンの武器種はそれぞれリスクとリターンが存在している。

前記事であればリソースとも言えるリスクだが、強い武器種とはざっくり言えばリスクに対するリターンがぶっ壊れている武器種である。

ライズで強い武器種と言われている太刀は、リスクが少ないのにリターンダメージがぶっ壊れている代表格である。練気ゲージ一段階と翔蟲一つで大ダメージ出せる兜割り気持ちよすぎだろ!

その逆の代表格がチャアクである。リスクはやたらと多いのにリターンが釣り合っていない。超高出力属性解放斬りの瞬間火力と斧強化の継続火力が高いため、武器ランクは中の下あたりだが、使用率はランス・ガンランスとどっこいどっこいだろう。むしろランス・ガンランスはリスク少ないのに使用率が少ないのは、かなりの問題では?

自分がチャアクでハンターランク開放した後、弓を持ったときの「なんで避けて射つだけでモンスターが倒れるの?」と戸惑った経験は忘れられない。

リスクってなんだろう。

うちゅうのほうそくがみだれまくっている

総評:ライズ発売に間に合わなかった武器種、チャアク

ここまでの話から、ライズ発売時ではチャアクは不完全な実装をされた武器だったことは否めないだろう。

ここからは憶測の域を出ない話になるが、こうなった理由として、モンスターハンターワールド:アイスボーンとライズの開発時期が重なっていたことによる影響があるだろう。

各武器種の調整担当者リソースがアイスボーンとライズの取り合いになり、結果チャージアックスについてはアイスボーンに回り、ライズは細かい調整やテストができないまま製品が発売されてしまった。

その後、アイスボーンの開発が終わり、チャージアックス調整担当者がライズに合流し、ライズの一年はその不具合修正に追われることになった。

意外に有り得そうで背筋が寒くなりそうだが、一年を経てチャアクは完全版チャアクとして生まれ変わった。

発売当初のチャアクとは全然使い心地が違うことにチャアク使いが驚くくらいだ。はじめからそうしろ。

不安の種は摘み取られた。ここからサンブレイクはどうなるのか。

モンハン公式でサンブレイクの情報公開が活発になるにつれて、チャアク使いたちは期待と不安を織り交ぜながら、盾斧という文字を追い求めるのだった。

チャアク使いにとって褒め言葉である

おまけ:カプコン公式のチャージアックス講座

ライズ発売のときに出して欲しかったなあ…。

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