【雀魂】玉の間負け組脱出講座「手出し編②」
手出し編②とは手出し編①の続きです
前回、把握するべき手出しは3つあるみたいなことを
言っておきながら1つしか書かずに終わりました
果たしてこの記事で残り2つが書き終わるのでしょうか
②ターツ落とし
12mのペンチャン落としや45mの両面落としなどです
ターツ落としかどうか見極めるためには、
1mの手出しと2mの手出しを覚える必要があるので
脳への負担が大きい…ということはありません
2mの手出しをした人が直前に1mを切っていたなら、
少なくとも1mを切る瞬間には12mの形が
手の中に存在していたはずです
つまり123mから4mを引いて1mを切ったスライドや
1mを引いて手の中の1mを切った空切りでなければ
例え1mの手出しを覚えていなくても
2mの手出しの時に直前の1mを確認するだけで
ターツ落としだと考えることができます
いや、普通にスライドのケースも多いやん…と
思う方も大勢居るかと思います
しかしターツ落としで把握できることを考えると
例えスライドや空切りでも特に問題ありません
ターツ落としで把握できるのは
「相手の手牌の進行度、あるいは手役」です
さて、こちらの手牌
大半の人が孤立の8pを切るかと思います。1mも嫌いじゃないですが
とにかく基本的に手牌からは孤立している牌が切られやすいです
ではターツが落とされるのはどのような時か？
多くは、6ブロック...つまりターツオーバーになった時です
必要なブロックは5個なので、当然どこかを落とす必要があります
両面、雀頭、リャンカンを落とす選択肢は無いので、必然的に
12mのペンチャンターツが手牌から押し出されます
つまり12mのターツを落とした人は
12mと同等、あるいは優秀な5ブロックが手の中に残っている
...という可能性が高いです
続いて、問題のスライド（空切り）です
上記の手牌で4mを引いて、1mを切って順子を維持するのが
いわゆるスライドになります
...しかし、この手牌から1mが切られるでしょうか
どう考えても1234mの4連形を維持して9mを切った方が良いです
1mを引いて1mを切る...空切りでも同様の事が言えます
ヘッドが作りやすく、一盃口変化の可能性もある1123mの方が
間違いなく孤立9mより価値があります
これくらい手牌が整うと微妙になってきますが
23m引きの一盃口変化、4s引きの14m2569s受け一向聴を考慮すると
7p引きの両面変化がある8p残しよりも1m残しの価値が勝りそうです
さて、結局何が言いたいのかと言うと
「スライドや空切りは、手牌が整っている時に行われやすい」
ということです
①ターツ落としは、落としたターツと同等
あるいは優秀な5ブロックが手の中に残っている
②スライドや空切りは、手牌が整っている時に行われやすい
以上の2つから、2mが河に切られた後の1m手出しという
”見かけ上の”ターツ落としを認識するだけでも
相手の手牌が割と整っていそうだと予想できるわけです
これにより、例えば
字牌など余剰牌として残す牌を安全度で選ぶ時に
ターツ落としをした他家の安牌を優先的に持つ
なんて選択をすることができます
地味な所ですが、長期的な成績に間違いなく影響します
それともう一点
相手の手牌の進行度、あるいは”手役”が分かると最初に書きました
さて、こちらはかなり理不尽な門前の清一色です
こんなの分かるわけがない・・・と言いたいところですが
河で暗転している牌はツモ切られた牌です
これを見ると上家はドラの対子落としをしています
ドラの対子落としは、手なりで手を進める面子手
そして変則手の中でも七対子と対々和が否定されます
いずれもドラを使ったほうが間違いなく優れているからです
であれば、残る可能性は混一色、あるいは清一色
そして国士無双くらいしかありません
一応大トップ目であれば配牌オリの可能性もありますが
南1局で全員微差のこの状況で、それは無いでしょう
...つまり信じがたいですが、上家の手は索子で染まっている
と予想することは一応可能となります
4p対子落とし後の9s手出し→6s手出しの順番が逆ならば
萬子で染まっている可能性もありますが
安全度の高い9sを先に処理して6sを残していることから
やはり手牌の中で索子の価値が高いと考えられます
つまり自分が前巡に打った北は甘い打牌ということですね
ふぇぇ・・・
まあ、これはかなりレアなケースですが
副露している人が良形ターツ
特にドラを含んだターツを落としてきた場合
それはほとんどが染め移行だと考えられます
これはよく見かけるので覚えておきましょう
案の定手出し編③に続きます
どうしてこんなことに
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