20231208日記。

「何事も本気でやらないと伝わらないですから。」
どっかで聴いたことある名言だった。
だいぶ前から知ってたけどなんか当たり前やんくらいに
思ってて特に刺さってるわけじゃなかった。
今年の夏ごろこの言葉がイチローさんの名言だって
ネットで書いてあった。
本当かはわからないけど、この言葉をイチローさんが言ってるなら
その言葉の持つ意味は変わってくる。

人前で踊るために生きているわけではない。
でも人の目に晒されることは今の自分には大事だとも思う。
できれば生で見て欲しい。
けど中々その機会を作れていない。
身近なところから変えていこうと思った。
ネット上ではあるけど人の目に触れるSNSを
見やすくしようと思った。
日記的なものだったけど、人に見られることを
本気で意識した。
大前提として本気で踊るとかそーゆーことは当然。
それは常にある心持ち。
でも、SNSに上げるような動画は正直普段の踊りではない。
何故ならカメラをセットしてる時点で
『踊ろうとして踊っている』から。
自分の中の踊りは、
日常で気づいたら終わっててカメラをセットする暇も無い。
それか、まだまだ未熟だからいわゆる『本番』というもので
普段以上の集中力があるときに訪れる。
いつもSNSに上げているのは日記的に、
感じたことを景色と踊って撮影することで記録しているだけ。
それを人に見られる場所にただ上げているだけ。
踊り自体に真摯に向き合うことくらいに、
「これが見られている」ということに真摯に向き合おうと思った。
踊り自体は『踊ろうとして踊っている』としても、
毎回本気で取り組んでいる。
でも投稿として残すときに同じくらいの熱量を持っていなかった。
だからせめて見やすくしようと思った。
踊り自体をデザインして見やすくできるほど器用ではないから、
自分の踊りの動画をできるだけ短く、少しでも伝わりやすい部分
だけに限定して載せることを意識した。
投稿時間や投稿全体の視覚的なバランスも整えるよう意識した。
たかがSNS。されどSNS。と思い今も続けている。


でも。


「本気でやる」ってそれだけじゃない気がする。


こんな時間にこんな長い動画を上げて
見てくれる人は少ないと思う。
でも今日の踊りはなんだかどこも切りとりたくなかった。
どうしても寝る前に上げて記録したかった。
「いつもと何が違うの?」
「どーでもいい」
「知らんがな」
基本みんなそんな感じと思う。
でも自分が本気で取り組むってことは、自分に正直に、
誠実に取り組むってことなんじゃないだろうか。

今日の夜は何でか自分の弱いところばかりが見えた。
何でかとっても哀しくて虚しかった。
純粋なものを愛しているけれど、自分には
「純粋であろうとする」ことしかできなくて悔しかった。
MOROHAを聴いたら少し泣きそうになって、
MOROHAを聴いて感動してしまうくらい平凡
な自分が情けないと思った。
大好きな音楽なのに。 
MOROHAを聴きながら歩いてたら
立ち止まりたくなるような街灯があって、
一度住んでいる場所に戻ってカメラと三脚を持ってきて踊った。
踊りは毎日違うけど、
踊ることに対して誠実であろうとするのは毎日一緒。
今日も精一杯踊ったけど、
見返した動画は切って編集したくないと思った。
今日の熱が冷めないままに記録として残そうと思った。
その自分の温度をちゃんと汲んであげよう。

「踊ること」だけ本気で。みたいにならないように頑張ろう。
「何事も」本気でやってみよう。

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