勝者の思考回路

前に情熱大陸で見かけて気になっていたブランドプロデューサーの柴田陽子さんの本。ビジネス本というよりは、柴田さんの考え方について書かれていて、サクッと読んだ。

気になった、心に残った言葉を書き留める。

'正攻法で。堂々と道のど真ん中を行こう。'
'働くことは生きること。'
'自分ごと。'
'失敗は自分のせい、成功はみんなのおかげ。'
本当にこれ共感だな。誰しも完璧じゃないから、失敗もする。でもそこで潔く失敗を認めて、できる改善策をとっていく。そういうのの重なり合いで成功に近づいていくと思う。
'変わることをよしとする。'
特にクリエイティブなことをしていると、これでいい、って思ったところが勝負だったりする。人に迷惑をかけるとか、期日に間に合わなくなるとか、そういうの考えちゃって最後のひと変化を疎かにしたくなったりもするけれど、今の上司は特にそれを許さない。最後まで突っ込む。でもそれって見習いたいところだと思う。
'変化ほど人を成長させる要素はない'
変化が欲しい。常に。
'目の前の人、出会った人を大切にする'
'仕事は与えられるもの。そのことに感謝して全力を尽くす。仕事で人は成長する。'
仕事が人生の全てじゃない、残業なんかしたくない、そんな私でも、でも、仕事が大切。仕事は大切。改めて思う。
'人生はどこでどうなるかわからない。そういうものの中で、私たちの正しい態度とは、1日1日を大切にすること'
'ビジョンというマクロ。小さな習慣というミクロ。'
'結果にこだわる。結果を細かく設定する。イチローですら3割'
'知ろうとしないことは罪'
'見えない努力を慮ってくれる人と働きたい'
本当にそう思う。仕事に限らず。世の中のどんな小さなことでも、誰かが何かをしていて、それを想像できる人でありたい。そして想像した上で、声を掛ける、アテンションを与えられる人になりたい。いつもいつも思うのは、小さいところを見ていてもらったことへの感謝。
''言う'と'伝える'は違う。'
言うのは得意だけど、伝わっているかまでを確認できていないかも、と思った。その人が自分が想定するように動いてくれない、わかってくれていない場合は、自分の意図が伝わっていないのかもしれない。
'人が喜ぶことを細部まで詰めて想像する'
'全てのことに見えない価値がある'
'自分がされて嬉しかったこと、嫌だったこと、こうしてほしかったことを、人に還元していく'
'誰かがしてくれたことは必ずその人の想いが入っている。背景の想像力'
本当そう。何かを頂いた時に、それがなんであれ、自分のことを思って、買いに行ってくれて、選んでくれて、持ってきてくれて、そういう一連のこと全てに心をいっぱいにして、感謝したい。自分が誰かのプレゼントを選ぶ時って、すっごく時間がかかるし、持っていくのを忘れちゃいけない忘れちゃいけない、って思ってたりするから。喜んでくれるかな、とかね。
'大変な中でみんなと一緒に働き、小さなことに喜んで日々を過ごす。それが豊かさ'
一人に思えて、仕事がなかった時期があったからこそ、深く共感する。愚痴を言い合えるだけでも本当は幸せ、本当に幸せなんだよ。
'大きな夢。高い目標。Shoot for the moon, even if you miss, you'll land among the stars'
特にマーケの仕事はこういう発想が大事だなって思ったりする。とにかく野心的な計画から始めて、できるところに落とし込んで行ったりって言うことがよくある。
'信念と頑固。協調と妥協。'
'Walk on the sunny side. Walk Tall'
晴れた日に道の真ん中を大きく手を振って歩く人。
私はこれにChin upを加えたいな。どんな絶望的な状況でも、前向いて胸はって晴れた日を堂々と歩いていきたい。
'クライアントや社員とのビジョンの共有。言葉にして伝える。'
'小さなことは、大きなこと'
まさしく。小さなことを疎かにしない。まぁいっか、時にはあるけど、仕事ではあんまり多用したくないな。
'いい感想を持つ。想像力'
想像力は、優しさなんじゃないかな。
いつもいつもいい人ではいられないけれど、その行動や言動の裏、その表情の奥にある何かを想像できる余裕、配慮を持っていたいなと思う。
想像力を駆使するには、いろんな知識や経験、人と関わって新しい発想に触れたりすることも必要だと思う。本や映画もそうかも。常にアップデートし続けて、既存のもの、見えるものだけに囚われないで、想像力を高めて、いい感想を持っていきたいなと思う。

超目新しい何かというよりは、あぁ仕事をしている上で、共感することがあるなと思った。上に立つ立場の人になるかはわからないけれど、一人の仕事する人として、改めて心や頭に刻んでおきたいことが書かれていたと思う。

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